洋平「ええ。俺らの代の女
で水沢っていますよね?」
守「あぁ。タマの代で確か
にそういう子おったかな。
ショートカットの子やな」
洋平「そうです。あいつが
中学一緒で人気あって水沢
の情報知りたがるん多くて
そういうの教えてもらった
りしてたぐらいですよ」
守「ふーん。そういうのは
本家にはないと思ってた」
洋平「本家からしたら分家
が羨ましいのは女の子が
いるってことぐらいですよ
学校とかで女子とめっちゃ
仲良いからむかつきます」
司「本家は固いもんね。
でも話しできるでしょ?」
洋平「話しできますけど
なんていうんですかね?
軽く話しが深くて羨ましい
ぐらい仲がいいんですよ。
わかります?修学旅行の班
でめっちゃ楽しそうなん」
守「うるさいだけやろ?
どうせ勝手に騒いでるって
いう感じしかせんけど?」
洋平「そう。そうなんです
あいつら分家連中で男女が
集まった班なったら最悪で
とにかくうっさいんです」
司「まぁまぁ。わかるけど
それはしょーがないって」
守「そやなー」
うるさいのを止めることが
難しいのはわかっていた。
分家はしょーがないって
いうのは僕らも思ってた。
洋平「分家はみんなそう。
しょうがないってだけで
ほっといて誰も止めへん」
守「止めるまでにどれだけ
の労力使わなあかんか」
司「それに時間もかかる。
無駄にしんどいだけやで」
洋平「わかってますよ~。
もう~。分家はいっつも
こうやから~ひどい~」
そうこう話しをしている間
に元町駅へ着いた。
降りて高架下を歩く事に。
突然の対応にも対応できる
ように神経を張り巡らす。
洋平「で・・・見たのは
司さんだけなんですね?」
司「そう。金髪で見た感じ
で威張ってる集団やねん」
洋平「そのまんまですね。
もっと正確な情報は?」
司「ないよ。それだけ」
守「それだけわかってれば
だいたいわかってくるわ」
洋平「そうですかね~。
まぁ・・・合わせますよ。
宛て見つかったら教えて
下さい。動きますので」
守「あぁ。任せろ」
司「さすが本家。頼れる」
本家は少ない言葉で頼れる
完全な強者なので扱い方を
間違えると痛い目を見るが
分家に対しては間違えない
という信頼があった上での
ことなので信頼してくれる
これが分家と本家の関係。
あいまみえない考え方だが
どちらかが陰と陽になって
バランスがとれていた。
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