店員「なんや?今日は私服
まで持ってきてデート?」
守「まぁそんなとこですね
全然楽しくないデート」
店員「ええなぁ。お前らぁ
俺も青春したいわぁ~」
守「ははは。デート相手は
野郎連中なんですけどね」
店員「喧嘩か?3人で?」
守「ええ。そうなんです。
これから行ってきます」
洋平「俺は無関係なんです
けど都合よく呼ばれました」
司「相手連中兵庫区なんで」
店員「そうなんか?ややこい
のが相手やったらこっちでも
声かけておいてやろか?」
守「いえいえ。ここの客連中
の力借りる方がややこいです
おおごとになってまいます」
ここに来るヤンキー連中は
横のつながりが深いので困る
危ないのも多いし喧嘩ばっか
してる奴らもかなり多い。
もし知り合いで話をつけると
いう結果だとこっちも困る。
こっちの問題で頼る事なんて
かっこ悪いことはしたくない
する気もなかった。
守「では行ってきます」
店員「おう。店閉まるまでに
帰ってこんかったら知らんぞ」
司「ははっ。わかってます。
そうなったら朝来ますから」
店員「それだけわかってたら
ええねん。勝ってこいよ」
バイクを預かってもらって
制服とかばんも預かって
もらってるだけでありがたい
それだけで十分だった。
僕達は兵庫駅へ行き電車に
乗り元町の方へ向かった。
洋平「あれ?地元の連中じゃ
なかったんですか?」
司「兵庫は兵庫やねんけどな
どうも元町の方へ行ってる
事が多いらしいねん」
洋平「そうなんですか?」
守「知らん」
洋平「ええっ。知らんとか
そんなんありですか~?」
洋平は不安そうだった。
切符を買って電車に乗る。
洋平「分家はいつもそう。
そうやって振り回される。
野田先生はいつもなにを
教えてるんやろう・・・」
守「ろくになんも教えて
くれへんぞ。なぁ。司」
司「そうそう。ほとんど
寝てばっかやもん。それか
どうでもええ話しばっか」
洋平「本家に指導来てる時
と一緒じゃないですか」
守「そうなんか?」
洋平「ええ。一緒ですよ。
だいたい寝てるか汚い事を
どうやるかばっかですよ。
後分家の女の子の情報を
教えてくれるぐらいです」
守「女の子の情報?」
電車に乗って移動する間
道場の話をしていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿