第1272話 泥塗り

2024年11月19日

第43部-冷たい恐怖-

t f B! P L
王欄「お前らはぁ。俺の顔
にまで泥塗りやがってぇ」

王欄は怒りをぶつけていた
上下関係があるみたいだ。

守「もうやめたれや・・」

司「意味わからんし・・」

王欄「・・・そうか?
こんなもんでええんか」

王欄は殴る手を止めた。
和真と祥吾は倒れていた。

守「そういう意味やない。
こんな事せんでええやろ」

司「突然なんやったん?
昨日いきなり電話してきて
つーかどうやって僕の番号
知ったん?」

王欄「電話?俺じゃない」

司「じゃあ・・・誰なん?
電話番号ここで言おか?」

僕は電話番号を言った。

王欄「それは俺やない。
たぶん雨蛇ちゃうか?」

雨蛇の名前が出た時・・・
王欄以外の表情が強張る。

王欄「あいつはトバシの
携帯いっぱい持ってるから
雨蛇って断定はできんが」

司「・・・そう」

王欄「それよりも・・・
もうこいつらにはお前らに
関わらないようにさせる。
それで話つけられんか?」

守「アトロ。どうや?」

司「何もなかったら・・・
関わる気はなかったから」

王欄「そうか。助かった。
じゃあ俺らはこれで帰る。
色々迷惑かけて悪かった」

守「なんで・・謝るよ?」

司「威張ってたらええやん
嬉しそうに・・・」

王欄「悪いのはこっちや。
お前らがこっち側の人間
やったら別やったけどな」

守「・・・性質悪いな」

司「難しい相手や。ほんま
もめんでよかったのかも」

王欄「あぁ。俺らもお前ら
ともめたくはないねんや。
じゃあな。もしどっかで
会っても無視してくれ」

王欄はしばいた連中を睨む
そして冷たく命令する。

王欄「帰るぞ。お前ら。
さっさとせんかい。ボケ」

そう言って王欄は歩いていく
黒いワゴンに向かっていった

シロ「くっ・・・」

クロ「つっ・・・」

不条理な命令も素直に聞く
全員必死になり立ち上がる

僕らの方を見ずに・・・
王欄の後をついていった。

その時だった・・・奥から
車がもう1台やってきた。

ライトが王欄を照らしてた

そしてすぐにライトが消え
誰かが車から降りてきた。

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