第1723話 忙しい状況

2026年11月5日

第60部-果てのない道-

t f B! P L
守「あのー。わかりました。
自分は内田さんのことを
よく知らないですけど変な人
じゃないのはわかりました。
なぜ自分に好意をもって
くれているのかはよくわかり
ませんけど内田さんのことが
気になってました。なので
終わったらお会いしましょう」

玲子「・・・えっ?本当ですか?」

守「はい。多分今ってお互いに
いい所しか見ていない状態でも
あると思うんです。嫌なところも
含めて判断した方がいいと思うんです」

玲子「それはそうですね。
ごめんなさい。私あまり恋愛を
してこなくて。突然変なことを
言ってごめんなさい」

守「いえ。嬉しいです。
ありがとうございます。えっと。
こうなったのでちょっとお聞き
しておきたいのですが玲子さん
の年齢と朝方近くのカフェで
男性と一緒にいたの見ちゃった
んですが大丈夫ですか?」

玲子「あ。そうだったんですね。
今朝見られました?誤解しますよね。
えっと先に年齢言うと27です。
沢田さんと同じです。それで今朝
カフェで打ち合わせしてた男性は
仕事でデパートの飲食店の出店
計画の相談を受けてたんです。
一言で言うとコンサルティングです」

守「デパート。コンサルティング?
お店出すんですか?つーか同い年
だったんですね。若いとは思って
ましたが同じ年なら親近感が
沸きました」

玲子「私は小さい頃からこっちで
住んでいるので日本をあまり知らない
んです」

守「そうなんですか。すみません。
コンサルするのなら頭良さそう
ですよね。マッキンゼーみたいな」

玲子「コンサルティングって言っても
そんなたいしたことしてないですよ。
出店計画みたいなもんですから」

守「ははっ。自分がわからない世界
なのですごいと思っちゃいます。
ではそろそろ行きます。研修から
帰ってくるときには連絡します」

玲子「楽しみにお待ちしてます。
ではお仕事頑張ってください」

守は一礼して病院へ戻った。
玲子は守を見送っていた。

玲子「やっぱりいいなぁ。
沢田さん。私の理想だわぁ。
私を女として見てくれている」

玲子は守からもらったパンを
持ってそのパン屋へ入った。

玲子「お客多いか。きつそうか」

店内は忙しい状況を確認し
裏側から店舗へ入っていった。

厨房に顔出すと挨拶される。
玲子は休憩室に入っていた。

守からもらったパンを食べる。

玲子「うん?これって」

厨房に入り店長達に声を
かける。パン作りをストップさせた。

玲子「今日は店閉めます。
お待ちのお客さんには謝って。
忙しいからか雑な味になってる。
忙しいからって中途半端なパン
を出してたら客は離れる。全員
今出ているパン食べてみて」

厨房のスタッフがパンを食べ
焼き加減にムラがあることが
明かにわかるほどだった。

全員改めて反省をする。

店長「すみません。オーナー」

玲子「忙しくてもプロになりなさい。
この味は私がOK出した味では
ありません。いつものあの味に
戻してください。今日パンを買った
人にはお詫びしてください。
一言すみませんでしたと。
それに皆オープンから忙しくて
疲れているでしょう。
今日は閉めて休んでください。
もう1人のオーナーには私から
休みのこと伝えておきますので」

忙しい状況はパニックになる。
オープンしてまもなくて客が多く
このまま今日作らせてもスタッフ
が落ち着かないため終わらせて
一旦考えさせることにした。

玲子「沢田さん。ごめんなさい。
せっかく買ってくれたのに・・・。
これは私の味じゃないんです」

玲子は自分でパンを焼きだした。
製造スタッフは玲子がパンを
作るところを見て自発的に勉強
をしていた。

玲子は作ったパンを病院へ送り
届けることにした。

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