第1708話 司の話

2026年10月1日

第60部-果てのない道-

t f B! P L
その場から出ようとした時に
誘ってくれた患者に会った。

?「先生。来てたんですか」

守「えぇ。少しだけ参加させて
いただきました。ご招待ありが
とうございました」

?「先生。あっちにいきましょう。
みんなに紹介したいんです」

守「いえ。自分はもう・・・」

?「ほらほら。こっちです」

患者に案内され連れていかれた。
少し奥にいると3人の金持ちそうな
人達がいた。

患者が守のことを紹介する。
守も挨拶をして座って話をした。

互いに何かを詮索して聞いてくる
ことはなく日本の話ができていた。

患者「そうそう。先生。そいつなん
ですけどそいつも兵庫県なんですよ。
タケル。確かそう言ってたよな。
先生も兵庫出身でしたよね?」

守「えぇ。兵庫の須磨ってとこです」

タケル「俺は東灘です。同じ神戸
って親近感わくわぁ。ごめん。
なんかタメ口なってしもた」

守「いえいえ。構いません」

タケル「沢田さんって何歳ですか?
同じぐらいかと思ってるんですけど」

守「自分27です。もうすぐ28
になります。」

タケル「1つ下か。俺今年29。
大学はどこやったん?」

患者「先生は日本の大学違うぞ。
タケルはどこだったっけ?」

タケル「神戸大学。東大やからって
馬鹿にしてるんでしょう」

守「え?神戸大学?」

タケル「そう。頑張ったんやで俺。
そんで大手企業入って海外赴任中。
最初はドイツ言われてマジ悲しかった。
金はかなりいいからまあええんやけど」

守「そうでしたか・・・」

司のことが頭に浮かんだ。

結婚式も行ってやれなかったなぁと
感じていた・・・

タケル「なんかあったんですか?」

守「・・・いえ。神戸大学に同級生が
行ってたこと思い出して・・・」

タケル「へー。なんて子?学部広い
から多分わからへんけど」

守「宮根 司ってのと宮城 理子。
タケルさんの一個下になりますかね」

タケル「えっ?マジ?もしかして
あの宮根君?知り合いなん?」

守「あの。とは・・・」

患者「なんだ。タケル知ってるのか」

タケル「一個下でいい意味で有名な
のがおったんや。頭良くて金持ちで
真面目でかわいい彼女おって」

患者「ハイスペック学生かぁ。
ええなぁ。俺の時もおったけど羨まし
かったわそういうやつ」

タケル「宮根君はちょっと違ってて。
周りに人が多く集まってた。他大学
との交流もとったり先輩後輩も多くて
慕われてたんや。交流広かったわ」

患者「超ハイスぺじゃねーか」

タケル「文化祭の時に少し話を
したことあるけどなんか違ってた。
色々経験してきたって感じで
すげー努力家って感じやったわ」

守「へー。そうなんですか。俺の
知ってる司とは違いますねー」

司は司で頑張ってたんだな・・・
守は安心していた。

タケル「そういえば俺宮根君の
結婚式行ったわ。当時の彼女と
宮根君の奥さんが知り合い
やったからって」

守「そうなんですか?」

タケル「結構大きくやってた。
披露宴で馴れ初めあったけど確か
幼馴染と結婚したって話やった」

守「そうですね。宮城っていう幼馴染
と結婚したと聞きました。」

司の話が聞けて嬉しかった。

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