理子「どうしよ。うちの親が
よかったら司の親と話して今日
家族で一緒にご飯でもどうか
って言ってるんやけど司の親は
迷惑するかな?」
司「うちの親も問題ないと
思うけど今日はごめん。
前から決まってて道場の人達
全員で道場の卒業式あるねん。
明日以降じゃダメかなぁ?」
理子「そんなこと言ってたね。
明日以降でいいと思うけど。
またうちの親司のとこ伺うってさ
お母さんに言っといてよ」
司「うん。わかった。またね」
電話を切って母さんに話をした。
もちろんOKで段取りについて
早速理子の所へ話をしに行った。
明日行くことになり店を探して
夜から予約をしていた。
司「予定が入りすぎる。死ぬ」
多分オール明けに行くことに
なるのが用意に予想できた。
学校の先生にも連絡して
無事に受かったことを報告した。
夕方になり僕は道場へ向かった。
道場へ着くと分家のみんなが
集まってわいわいしていた。
憲吾「お~。司ぁ遅いぞ~」
司「ごめんごめん。って遅刻は
してないけど」
綱吉「久しぶりやなー、司。
F組懐かしいな。みんな」
守君も時間通りにやってきた。
久しぶりに全員が揃う。
みんな色々と話をしていた。
5時から分家の2年が入ってきて
3年にこれまでの感謝を伝える。
2年「皆さん。卒業おめでとうございます。
小さい頃からずっと僕ら見てもらっていて
ありがとうございました。これから皆さん
別々の道に進まれると思いますが
これからの活躍を期待しています。
ささやかですが俺らでできる限りの
宴会の準備させていただきましたので
7時までの2時間最後に一緒に
過ごさせてほしいと思いました。
よろしくお願いします」
2年が道場の奥に行くと色々と
手作りで卒業祝いをしてくれていた。
今年の2年は皆で話あってお菓子の
準備やリース飾りなどをしてくれた。
僕達3年は7時から先生に最後の
挨拶をすることになっていたから。
昨年の桁成達の最後のように・・・
2年の女子達は3年の女子に
メイクや恋愛話とかで盛り上がっていた。
男子達は3年が今後どんな進路に
進むのか。なぜそこを選んだのかを
色々聞いて参考にしていた。
全員が地方や地元の大学に
進むので専門学校を選ばなかった
理由などを色々聞いていた。
憲吾「そういえば守は?ドイツ
の大学行くって聞いてたけど」
守「あぁ。さっき電話あって合格
したから来週から向こう行く。
準備はこれからやけどな」
憲吾「すげー。来週って速いな」
守君も無事に合格していた。
これから大変になるとのことだった
あっというまに2時間が過ぎて・・
先生が道場へやってきた。
3年の皆のテンションがあがった。
皆先生の方へ向かってきた。
野田「あー。用意するから後で。
おー。いいね。今年の2年は考えて
やった甲斐あったやん。卒業生のために
準備色々頑張ってたもんな。
タマぁ。用意できたら呼ぶから
後で卒業生連れてきて」
先生は離れの方へ移動した。
少しして・・・魂輝君が僕らを呼びにきた。
3年は2年に感謝を伝えて移動した。
2年は残りのお菓子等で自由に過ごす。
離れに入ると奥に先生が座っていて
椅子には名前が書かれて紙が置かれて
いて全員その場所に座っていった。
僕と守君は一番後ろの席だった。
野田「さて。みんな卒業おめでとう。
高校は昨日が卒業式やったんかな。
私立はもう少し早いと思うけど」
全員が頷いた。
先生は話を続けた。
野田「皆と出会ったのは5才の時
からかな。4才で面接してそっから
選んだ生徒達。守と司が中学生
で入ってきて今のメンバーになった。
小さい時から見てて大きくなったな。
今日座っている席順は前から俺が
4才の時に面接して合格順に
した順番だから気にすんなよ。
毎年この時期は感慨深くなる」
全員黙って聞いていた。
野田「今日で皆も冠位明稜帝から
卒業する。ここからの人生は全員が
それぞれの道を選択していくことに
なる。大学に入って多くの者は卒業
すると思うが中退する者もいるかも
しれない。大人になっていけばいくほど
自分で選択する場面が多くなる。
周りに聞ける状況も減っていく。
皆はその選択の場面をここまでの
人生の中でもう経験している。
うまくいったこと。いかなかったこと
いっぱいあったやろう。他にも今後の
人生で経験していくことはもう経験
しているってことに気づくはずや。
でも世の中の多くは社会に出て
から経験する。そして悩む。
全員いずれそういった社会に出る」
そのまま黙って話を聞いていた。
野田「皆はその時に困らない選択を
もうできるようになっている。だから
これからの人生はこの道場で学んだ
ことをやっていくだけでいい。
この道場っていうのは元々
今はいない人が思想を残して
俺や本家の師範達が引き継いで
運営してきたものなんは知ってるな。
強者の勝ち方。弱者の戦い方。
本家も分家も互いに理を知って
切磋琢磨に戦い高め合ってきた。
だから皆は強い。学校では異端児
だったりで見られてきただろう。
それが社会では普通になるから。
社会に出た時に思い出すだろう」
憲吾が代表して話をする。
憲吾「先生。俺ら大学あるから
まだ4年ありますけどー」
野田「そだな。社会でるまでは
4年あるか。ただ・・・この道場は
もう来れない。OB制度は無い。
つまり・・・俺との時間は今日で最後。
だから最後に話をしている」
憲吾「えっ・・・?たまにくるとか
したらあかんの?」
野田「あかん。思い出してみろ。
去年でも卒業した連中は来たか?
桁成達が道場に来たか?」
憲吾「そういえば・・・来なかった」
野田「OBってのは現役世代に
とって邪魔でな。自分が一番上に
なって判断する世代に相談なんて
してたらその世代の成長は止まる。
だから・・・OBは受け入れない」
卒業してもたまにはこれるかと
思っていた人も多かった・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿