ヒロキ「お前さぁ・・・
なんであの時俺をかばった?
放っておいたらよかっただろ」
守「あぁ。ライトでなにも見えて
なかったやろ。ぶつかったら死ぬ
って思ってな・・・押すことしか
できんかった」
ヒロキ「お前瀕死だったのに」
守「まぁな。もっと上手く当たる
つもりやったけど・・・体力が
残ってなかったな。全然」
ヒロキ「バカな奴。・・・ありがとな」
守「感謝なんてせんでええ。
お前は強かった。俺の負けや」
ヒロキ「勝ってねーよ」
守「お前の勝ちや。タイマンで
あそこまでやられたのは初めて
やった。身体能力高すぎて
追いつかなかったわ」
ヒロキ「俺もここ3年は気絶
したことなんてなかったけど。
最後になんか知らない間に
やられたのは初めてやったし
仕留められなかったのは
初めてだったなー。格闘技
やってた奴ともやってきた
けどそれ以上だったぞ」
守「ベースは太極拳やからな。
間合いの取り方と拍はずらした。
でもお前は合わせてきたから
驚いたわ。素人くせえのに。」
ヒロキ「最初なんかやりにくかった。
なんかやってたんだな。ずりいぞ」
守「ずるくはねぇ。とにかくお前の
勝ち。俺は負けた。終わりや」
守君はすがすがしそうだった。
ヒロキ「なんか変わったな。昨日は
もっと威圧オーラでてたのによぉ」
守「そうか?」
ヒロキ「なんかふっきれた感じがする」
守「スッキリはしたかな・・・なんか。
不思議な体験があってな・・・」
ヒロキ「なにがあった?教えろよ」
守「教えるか。ボケ」
ヒロキ「いいじゃねーかよー。
昨日やりあった仲だろ?」
守「俺は被害者や。間違えるな。
お前みたいな危ないのとは関わり
たくないんですー。」
病院内でざわついていた。
もう仲良くなっていた。
互いのことを話して進路の話に。
守「・・・ってとこ。お前は卒業したら
フリーターってとこか?」
ヒロキ「いや。栃木の大学行く。
推薦で受かってんだ。俺」
フウマ「ヒロキ。実は頭良くて」
守「へー。でも退学なりそうやな」
ヒロキ「ならねーわ。上手くやる」
守「チクってやるから安心しろ」
フウマ「まぁまぁ。喧嘩はやめよう」
ヒロキ「お前はどうすんの?医者に
なるっつっても難しいだろ。それに
ドイツって無茶苦茶だな」
守「ドイツは受かればな・・・」
ヒロキ「ドイツじゃねーどダメなのか?」
司「ドイツにいるから。すごい人が。
苦労する道を選ぼうとしてる」
ヒロキ「すごい人?誰だ?」
司「瀬戸さんって人」
ヒロキ「瀬戸?瀬戸 明?
ドクターロバートの側近?ドイツ?
なんで?どうなってんの?」
ヒロキはパニックになっていた。
司「色々あんの。日本で医者
よりも海外の方が確率が少し
でも高いんだってさ」
ヒロキ「そうなんか。スケールでけぇな。
そんでお前の方はどうすんだ?」
司「僕は神戸の大学に行く」
ヒロキ「へー。そうか」
フウマ「・・・ヒロキ?」
ヒロキ「ん?どうした?」
フウマ「いや・・・別に。なんか考え
ごとしてたかなーって」
色々話をしていると昼になった。
ヒロキ達は地元に帰る時間になった。
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