守「うっ・・・うううっ・・・」
守君はその場で泣き崩れる。
突然子供のように泣いた。
相手は黙って見ていた・・・
ロバート「魔人が由紀と結婚して
くれて本当によかったと思う。
由紀は強いから一人で抱えて
頑張ってしまうと思ったから」
守「マミィは・・・泣いてた。
小さい時から気づいてた。
ずっと隠れて一人で泣いてた」
ロバート「守ろうとしてくれた?」
守「当たり前やろ。俺がタマを見て・・・
俺とタマでマミィを悲しませない
ように強くなっていこうって誓った。
でも・・・隠れて泣いていた」
ロバート「気づいてたんか・・・
由紀は隠すの上手やのにな」
守「タマと2人で頑張ってきた。
強くなりたくてダディに色々武術
教えてもらった。ずっと鍛錬して
いじめっこ倒したらみんなが急に
認めてくれたんや。それで・・・
それからもずっと頑張ってきた」
ロバート「環境が厳しかったよな・・・
全員が苦しんだ・・・弟も守って
家族もよく守ってきた。強い」
守「俺・・・俺ずっと恨んでた。
強くなるしかなかった。強くなれ
ないとタマがいじめられるから。
相手を倒すと認められるから
暴力が正義だって信じてた。
でも日本に来てわからなくなった。
瀬戸さんにあって暴力だけが
正義じゃないってわかった。
俺は・・・ずっと辛かった」
ロバート「明・・・そうか。明は
どうしてる?元気かなぁ?」
守「ドイツで医者やってる。
あんなすごい人そうおらん。
俺も医者目指す。俺は
あの人みたいになりたい」
?「え?医者なってんの?
ドイツって。日本じゃないん?
え?それやったら卓は?」
守「卓って村田さん?司の父さん
と同じ会社おるみたい。たしか
司の親戚って言ってたと思う」
ロバート「・・・わからん。まぁいいや。
卓は会社やってくれてるんやな。
明はびびったわ。医者か・・・。
ドイツって・・・あのドイツやろ?」
守「苦労してきたみたい。
ロバートが目の前で倒れたのが
呪いになって死んでもいいほど
働いてたみたい」
?「・・・そうか。それでか・・・
明には迷惑かけたから・・・
謝っといてくれ」
守「なんて謝るん?」
?「ごめんって。」
守「軽いわ。そんなん」
ロバート「それしか言えへんやろ。
まぁもうひとつ。墓参りはもう
こなくていいからって言っといて
ほしいかな。明の大事な時間
奪いたくないからな」
守「なんやそれ」
少しだけ・・・親子のような
時間が流れていた。
川の向こうではずっとダディと
マミィが笑って手を振っていた。
守「さて・・・楽しむのもここまでやわ。
なんかスッキリした。そろそろ行きたい
ロバート・・・悪いけどあんたを倒して
あっちへいく」
ロバート「あっちへは行かせない。
さぁ・・・では決めようか」
ダディとマミィの元へいきたい守君。
あっちへは戻らせない黒いコートの男
2人は長い時間やりあった。
そして・・・決着が着いた。
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