第1667話 最強の質

2026年6月30日

第58部-喧嘩上等-

t f B! P L
フウマがパンチをしても
ギリギリでかわされた後肘で
迎撃され手をとられてすぐに
関節を極められそうになる。

フウマ「ちっ・・・」

力で一気に振りほどいたと
思ったら服を掴まれ投げに
転じてくる。

フウマ「めんどくせぇ・・・」

フウマも反応が速く回避するが
少しづつ遅れが出てきていた。

最後は反応ができず投げられた。

投げられた後はすぐ追撃がくる。
フウマはやられだしていた。

フウマ「ダメだ・・・反応しきれねぇ。
こうなったら・・・」

フウマはいちかばちかで後ろ廻し蹴り
で蹴った。アトロが下がってくれればいい。
せめて止まってくれたらよかった。

アトロは軸足にタックルをしてそのまま
フウマを倒してもつれあった。

フウマが後ろ向きになった状態で
アトロは背後をとり優勢になった。

フウマは絞められないようにカメの
状態になろうとする。

アトロはカメにはさせる前に背骨と
腰の骨を狙って殴っていた。

意識が少しだけ下にいく。
すぐに腕をとり裏十字へ入った。

フウマ「うあああっ・・・」

フウマが激痛で声をあげる。
力で戻し伸びきらせないように
抵抗する。

フウマの声にアトロは気がついて
意識が戻った。

アトロ「えっ・・・あれ?」

裏十字でフウマに極めていて
訳がわからずに技を解いた。

フウマは左腕を抑えていた。
アトロは黙って待っていた。

状況がわかっていなかった。
意識がとんでいた。

フウマ「・・・なんだよ。さっきの。
全然敵わなかったぞ・・・」

アトロ「ごめん。よくわかってない。
なんか力が抜けて倒れた気が
して・・・そっから覚えてなくて」

フウマ「・・・覚えてないのかよ。
無意識であんな動けんのか?
つっ・・・さっきの十字完全に俺の
腕の神経伸ばそうとしてたぞ」

アトロ「ごめん。覚えてない。」

アトロが嘘を言っているようには
見えなかった。

フウマ「お前は俺にもたれかかって
倒れた。俺が顎先揺らしたから
意識が飛んで終わった。その後
立ち上がって向かってきてお前が
俺を追い詰めて優勢になってる」

フウマは確認したかった。
ブラフなのか騙そうとしたのか。

アトロ「そうなん?じゃあ僕・・・
負けたんや・・・」

フウマ「・・・いや。その後は
俺がやられた。反応できんかった
腕やられて・・・これ以上は危ない。
そこまでやりきる理由はない」

フウマが怪我でリタイアした。
座って煙草を吸い出した。

フウマ「ふー。俺の負けだ・・・。
最後は完敗だった。意識失った
お前は強かったわ。ドクターロバート。
・・弱いっつって悪かった。俺が
お前を見誤っていた・・・悪い」

アトロ「いやいや。僕が先に
負けてるから。どっちかっていうと
覚えてないし・・・僕の負けかな」

フウマ「さっきからどっちなんだ?
煽っても乗ってこねーし、ムキに
なることなかったよな。そんなん
今までおらんかったわ。なんか
おもろい奴やな・・・お前」

アトロ「褒めてくれてんの?それ。
これって引き分けになんのかな?
僕は勝ったとは言えないから」

フウマ「分けか。・・・そんなところか。
ちょっと訂正しておくわ。あいつら
の喧嘩が終わったぐらいにな」

ミスラ達の喧嘩を見ていた。
バアト達は離れていなくなっていた。

ミスラはシロウを圧倒して倒し
最後にユウゴを相手にしていた
ところだった。

フウマとアトロはミスラ達の喧嘩を
座って見て休憩していた。

ミスラ「・・・ふぅ。それなりです」

ユウゴ「・・・強い。当たらない」

ユウゴの攻撃は捌かれていた。
憲吾とヒロキのスパーをして見て
覚えた初見の技も当たらなかった。

ミスラ「磨きあがってないんです。
あなたの技。動作前の違和感が
出すぎてます。もっと鍛錬して自然
に出せていれば僕もわからないです。
鍛錬していってください」

ミスラに一方的にしばかれる。
反撃するとカウンターを当てられ
体当たりをされ吹き飛ばされる。

フウマ「あれ・・・強すぎねーか?
あんなの見たことねーぞ」

アトロ「うん。基礎がすごすぎだから。
体幹から何から鍛えすぎてて誰も
あそこまでできないことしてるから」

フウマ「不良の強さじゃねーな。
あれはダメだな。喧嘩売ったらいけない
相手だ」

アトロ「うん。みんな売らない」

最強の質が違っていた。
鍛錬した者同士でないといけない
ことに気がつくのが遅かった。

ミスラが動けないユウゴを思いっきり
殴りユウゴは動けなくなった。

ミスラは喧嘩が終わってから
移動したバアトを探しに走って行った。

観客も一気に移動し始める。

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