父「ですから。今色々と仕事を
いただいている関係全て終了させて
いただきますっていうことです」
彩父「ちょっと待て。15年以上
付き合ってきてて坂田さんや西島さん
小宮さんとかも説明してるんか?」
父「明日します。幹部全員と。
あっ。野田はいらないか」
彩父「突然なんでや。教えてくれ。
1億以上払ってるんやぞ。ビルとか
マンションとかFC店の運営とかまで」
父「そうですね。派遣も入れさせて
いただいてますしね。1億失うのはかなり
痛いですけどしょうがないです」
彩父「なんでなんや・・・教えてくれ。
というか考え直してくれ」
父「えっとですね・・・。あの2人とは
昔からの知り合いでして話を聞いて
いくと許せない点がいくつかありました。
魔人・・・じゃない。相手の父親は
昔からヤクザの息子って看板使ってたり
使われたりしていて威張ってた奴だった
のですが、ある時期からヤクザの息子と
いうことを気にしない仲間が一気に増えて
変わったんです。それでも仲間以外からは
ヤクザの息子って見られたりもしていて
びびられたりもしてましたがもう違うんです
あいつは親と縁を切ってるんです。
今回お互いにダメなのはわかりました。
ただこの点を理由に置いとくのはあいつが
傷ついてしまう。あいつを1人にしてはいけないんです。
会長から少しも歩み寄る傾向が見えなかった。
次に接骨院程度。程度ってことはないでしょう。
私は行ったことありませんが、峰達はわりと行って
無茶苦茶な施術頼んでるみたいですけどやって
くれるからまた来てやるって言い残してるみたいです。
そんであいつの奥さんですが某有名ブランドの
デザイナーですよ。打ち合わせとか交渉とか演出とか
は抜群にうまいですよ」
彩父「・・・そうだったのか」
父「ええ。息子の結婚が自分のせいでダメって。
一生背負うんでしょう。そうじゃなかったとしても。
会長からの1億の売り上げとるか。
あいつの苦しみを和らげる方をとるか。
私の立場なら会長からの1億の売り上げとるを
選ぶべきなんでしょうけどとれなかった。
社長失格ですね。私」
彩父「そうだよ。考え直してほしい。
宮根さんとことの付き合いがあると楽なんや。
峰さんのコンサルで社員のモチベも上がってるし
社内での交流会とかパーティとかで楽しく
やれて離職者も減っているのに」
父「まっ。そこはどこの会社でも如月会長と
お付き合いできるなら喜ぶと思いますし
へこへこしてくれる人が増えるとは思いますから。
まぁ・・・峰はなんていうかわかりませんので明日
会議後峰から会長へ連絡するように伝えておきます。
では・・・早速明日の準備にかかりますので
お先に失礼します。」
父はその場を立って一礼して出て行った。
彩父「なんで・・・なんでや。彩の彼氏の親は
なんなんや。何故宮根さんを動かせれるんや」
彩父は電話で会社重役を緊急招集
手配をしだした。
父「おーい。司ぁ。理子ちゃーん。帰るぞ~。
どこやぁ?」
司「はぁい。行きまーす」
理子「じゃあまたね。彩ちゃん」
彩「うん・・・またね」
父「おっ。ここおったか」
父さんは彩ちゃんに近づいた。
父「彩ちゃん。君のお父さんは偉い人。
頭もいい。キレモノで一癖二癖もある人で
権力も学歴もお金も家族も手に入れていて
羨ましがられる人ってことを知ってあげて。
お父さんは彩ちゃんだけじゃなくて家族全員
の今の幸せを壊したくない。ひび一つつけたく
ないから条件が揃わない相手じゃないとダメ
やねん。勢いで結婚をしようとしてはいけない
社会に出ると視野が変わる。結婚語るのは
そこから。頭の片隅にでも入れておいて。
いずれ分かる時がくればいいと願っています」
父さんは彩ちゃんに告げてスッと立った。
僕と理子は後ろをついて出て行った。
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