第1611話 社会的

2026年3月3日

第56部-結婚の約束-

t f B! P L
彩父から事情を一通り聞いた。
相手の言い分を聞かないと判断は
できないがおそらく本当のことと思われた。

父「なるほど。最初から結婚は認めないと
提示はしてたと。向こうも結局は結婚を
認めず互いに認めなかったという結果」

彩父「まぁ・・・そういうことですな」

父「意外でした。彩ちゃんがそんなに
人のことを好きになるなんて」

彩父「私も驚いたんだよ。まだ社会も
出ていないのに結婚したいって。それも
本気で。もっと後からにしてくれれば
いいのに」

父「そしたら許してたと」

彩父「いや・・・それはない。
調査してもらったら調査結果が
きつくてね・・・」

父「・・・父親の方ですか?」

彩父「そう。え?宮根さん知ってんの?
本当に人脈広いねぇ。広すぎるよ」

父「まぁ・・・。知り合いたくなかった
ですけどね」

司「すみません。彩ちゃんはどこに
いますか?」

彩父「たぶん隣の部屋にいると思う」

司「ありがとうございます。理子。
ちょっと行こう。彩ちゃんと居ろう」

僕と理子は彩ちゃんのいる方へ向かった。
隣の部屋には泣いている彩ちゃんと
お母さんが一緒に付き添っていた。

知り合いであることを説明し彩ちゃんが
落ち着くのを待った。

理子「ねぇ・・・さっき司のお父さんが
沢田君のお父さんと知り合いたくなかった
って言ってたけど・・・ほんまなんかな?」

司「うん。ほんま。何回か聞いてる。
最近の話じゃないよ。中学生の時
揉めてた2人やったみたいやから」

理子「えっ。そうやったん」

司「そうそう。」

ロバートが間にいたから繋がれていたと
いう話だが理子には説明しなかった。

話が変わるので面倒だったから。

父「相手の父親はなんと?」

彩父「相手の父親は終始黙ってましたね
奥さんがよくしゃべってた。感情出しながら」

父「そうでしょうね」

彩父「あの奥さんはかなりやり手やと思う。
場を仕切るのと交渉が抜群に上手かった」

父「奥さんのことは調べなかったんですか?」

彩父「出てこない。これ以上調査をするのは
危険だって言われたぐらいですよ。それいったら
どこの調査会社や。もっとちゃんと調べろよって
自分から言ってました。ちょっとすごかった」

父「・・・なるほど。周りが動いてますね」

彩父「もっと揉めるかと思って宮根さんに
救済を頼むとこでしたが必要ありませんでした。
せっかく来ていただいたのに申し訳ない」

父「いえいえ。別に構いませんが・・・
少し訂正しておきたいところがあります。

相手の父親はヤクザじゃないです。
相手の父親の親がヤクザなだけです。

指さされないためにアメリカへ渡りました。
英語もできない。金も無い状態で。

苦労してここまでやってきています。
整骨院やっているのは合っています」

彩父「はて?なぜその程度のことが
わからなかったのでしょう。どうでもいいですが
親の親がヤクザだとしても一緒でしょう。」

父「社会的にはそう写りますかね。
宮根さんとこでも嫌でしょう」

父「んー。私はその辺りマヒしてまして。
峰や坂田や西島も一緒ですけどね」

彩父「坂田さんや西島さんもですか。
清掃の報告で来てくれますけど最近は
お話してませんでしたから今度久々に
お話したいと思います」

父「如月会長からは仕事いただいている
立場ですのである意味脅しですねぇ」

彩父「はははっ。そうなるか」

父さんは社長として彩父の系列会社から
色々な仕事をもらっている立場で太客だった。

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