第1610話 同じことを判断

2026年3月2日

第56部-結婚の約束-

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清人「守は彩ちゃんと結婚したかった
少し前まではって言ってたけど・・・
本気で結婚したいと思ってたんか?」

守「言葉で説明すると誤解与えるかも
しれんけど・・・彩と結婚するんだったら
医者は目指さず国内で警察とか会社に
就職して過ごそうかと思っていた。

医者は成りたいで成れないしそこに
時間を使わなくてもそれはいっかと思った。」

ダメだったら医者目指そうかと思っていた」

清人「で・・・今は?未練は?」

守「・・・無いかな。学生で結婚決めるって
なんにもできないと思ったらきつかった。
やっぱ俺・・・医者になりたいみたいだし」

清人「・・・そうか」

そして門まで着いた時・・・・

父「あれ?」

司「もう終わったの?」

理子「早っ」

僕と父さんと理子もタクシーで
やってきて着いたところだった。

清人「なんで?お前ら」

父「相手の方と知り合いでな。
ちょっと呼ばれてて来たんやけど
2人も知り合いみたいやしと
・・・あんまよくない感じかな」

由紀「悪いね。宮。話せないわ」

清人「・・・悪い」

守君は一礼して通り過ぎる。

司「心配やわ・・・守君」

理子「あかんかったんかなぁ」

父「・・・まぁ。行こうか」

父さんの後ろを歩いていった。
料亭の中に入り案内してもらった。

父「失礼します」

彩父「おお。宮根さん。先ほど終わりまして
そちらはご子息とご息女ですか?」

父「こっちは息子の司で隣は彼女の理子です。
実は2人とも互いに知り合いでしてね。
是非同席したいとのことでしたので連れて
きました」

司「宮根 司です」

理子「宮城 理子です」

彩父「おお。そうでしたか。まあまあ
座ってください」

とりあえず座った。彩ちゃんはいない。
机の上は守君達のだったのだろうと
思うお茶しかなかった。

彩父「司君。なにか好きな物なんでも
頼んでもらっていいから。」

司「ありがとうございます。」

理子「司。メニュー見せて」

司「理子。ダメ。待って。
すみません。お茶だけください」

彩父「いいよ。おーい。メニュー」

父「理子ちゃん。ちょっとやめとこう。
この場は司の言う事聞いておいて」

理子「はい。すみません」

状況からすると守君とはすれ違ったばかりで
机にお茶だけがあったためお茶しか出ていなかった
と思われる。そんな場でいい話が出来た
とは一切思えなかった。

なのに僕らがメニューを頼んで堪能したら
面白がりにきただけで僕らは最低だ。

父さんも同じことを判断したのだと思った。

その判断ができていた僕に理子を委ねたと
察した。

同じものを飲食する程度にする。

それは道場でも教えられてきたことだった。

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