守「彩さんは・・・お嬢さんだし
どこにだしても恥ずかしくない女性で
多才に溢れていてルールを守らない
自分みたいな者に相応しくないと
感づいていました」
彩「そんなことないです」
由紀「まーまー彩ちゃん。黙っておこう。
今は守のターン。潰しちゃダメよ」
守「彩さんが結婚したいと言ってくれて
その気持ちは嬉しく僕も彩さんとなら
結婚しても大丈夫な気はしています。
ただ・・・それは互いの目標を潰すことに
なってしまうのかとも感じました・・・」
沢田家の両親の表情が変わる。
彩ちゃんは何も気づいていない様子だった
彩父「互いの目標ってのはなんだ?」
守「成りたい職業とかです。進むべき道」
彩父「彩。目標はあるのか?」
彩「ありません。お父様が敷いたレールを
エスカレートで大学まで卒業するだけです」
由紀「成りたい職業とかないの?」
彩「特にはありません。公務員になりたい
と思っているぐらいです」
彩父「君は何に成りたいんや?」
守「・・・まだ誰にも言いたくありません。
実は・・・まだ悩んでいます・・・」
彩父「彩。聞いているのか?」
彩「いえ。そういえばそういうお話を
することはありませんでしたので。お父さま
お母さまは存じてられますか?」
2人は顔を横に振るだけだった。
彩父「その目標は叶いそうなのか?」
守「いえ・・・かなり遠いです」
彩父「昔からの目標か?」
守「いえ・・・つい最近です」
彩父「いつ頃?」
守「去年の・・・4月頃から」
清人「去年・・・4月?お前・・・
もしかして・・・」
由紀「あっ・・・。うわ。最悪や」
2人は顔を見合わせていた。
ある程度の想像がついてしまった。
彩父「去年か・・・また突然やな。
悩んでいると言ってたがもう年末で
大学受験あるやろ。その道に進む
大学を選んでるんか?」
守「候補は・・・見つけてます」
彩父「そうか。まぁ頑張ってくれ。
目標言ってほしかったけどな。彩と
結婚したいのに言えないってのは
おかしいしな」
由紀「待て。今の発言どっちや?
守が自分の目標言ったら結婚許すんか?」
彩父「許しはしない。ただ目標も言えないのに
結婚したいなんて言われてそれ以前の問題や」
由紀「許す気ないんやったらそれでええ。
許す気が無いのに言わせようとするな。
こいつの目標・・・多分わかった。
あれはハードル高すぎる。
その道行こうとしなくてええねん。マジで。
言ったら・・・笑われるから言わへんねん
18のガキやからって馬鹿にしたんなや」
彩父「そもそもこの結婚話は無いんや。
どう考えても。守君だったか・・・悪いけど
あなた達のことは調査会社に依頼して
調べさせてもらった。」
由紀「さすが金持ち。でも当然やね」
清人「・・・」
彩父「結果に驚いた。ほぼ出てこない。
18でアメリカへ渡ったこととお父さんと
お母さんの親のことぐらいしか出てこなかった。
調査会社にはこれ以上は調査しない方が
いい。金を積まれても降りると忠告された」
由紀「はいはい。そりゃどーも。この話は
最初から無かったってことが互いに理解できた
会ってことでいーかしら?」
彩父「理解が早くて助かる。感謝する。」
由紀「まぁ・・・それを最初から言わなかったのは
さすが金持ちって思った。つーかその調査会社は
どこやの。もっとちゃんと調べさせろよ。なんやの。
これ以上調査しない方がいいって。怪しいやん」
清人「おいおい・・・」
由紀さんが切れてるポイントが違っていた。
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