理子母「あら。司君。
戻らなくていいの?」
司「ええ。僕は関係ないですから。
すみません。勝手なことして」
僕は頭を下げて謝った。
理子父「謝らなくていい。
悪いのは自分なんやから。
過労で倒れるとは思ってなかった」
司「ずっと働いてますもんね。
休みとれてないって聞いてますが」
理子父「はははっ。そうやねん。
人手不足でなかなか休めなくてね。
過労で倒れるとは思ってなかった」
司「最初は手術って聞いて驚きました。
事故とかと思ってましたので」
理子父「お母さんが動転してて
よくわからんことなってしまって。
悪かった。司君まで心配させて」
司「いえ。逆に安心しましたから。
入院は長くなるんですか?」
理子母「さっきお医者さんに聞いたら
2日ぐらい安静だって言われたのよ」
理子父「お母さん。司君に飲み物を
なんか買ってきてあげて」
司「すみません。ありがとうございます」
理子のお母さんは病室を出て行った。
理子父「司君と理子は付き合ってるって
聞いてるけど進路はどうするつもり?」
司「同じ大学に行くつもりです。神大。
頑張らないといけないですけど」
理子父「そうか。頭いいもんなぁ」
司「こんな時に言うべきじゃないですけど
あのー。僕大学卒業したら理子と
結婚したいと思ってます」
理子父「結婚?そんな早くに?
いいのかい?ダメとは言わないけど
まだ23ぐらいでやりたいこととか
そういうのできなくなるよ?」
司「やりたいこととか・・・ないと思います。
ただ最初は共働きになるとは思いますけど
理子とは結婚したいと思ってて・・・ずっと
近くにいてくれてましたし」
理子父「そうか。じゃあその時が来るのを
待っておく。司君は若い。考えも変わるかも
しれない。私は結婚が遅くて理子ができた
から可愛くてしょうがなかったけど今思えば
早く結婚してもよかったと思ったりもする」
司「だから。元気でいてください。
理子にバージンロードを歩かせてやって
ください」
理子父「わかった。司君に励まされる
ことがあるとは思わなかったなー。小さい
頃から知ってるからなんか不思議」
司「僕も成長していますから。すいません。
そろそろ僕も学校に戻ります」
病室を出て時間を確認したら
3:15分になっていた。
演奏はもう終盤だろう。魂輝君は
無事に送り届けただろうか・・・
僕は病院を出てバイクに乗り
学校へ戻って行った。
時間は少し遡って・・・
守サイド側の話。
2:50分
出演まで残り10分・・・
守「今司からメールが来た。
こっちに戻ってきてるって」
仁木「沢田君。どうすんの?
宮城さん間に合わんのちゃう?」
守「そうやな。宮城の歌う曲は
後に廻そう。曲順変更や」
ギリギリで曲の順番を変える。
①けいおん ふわふわタイム
②初音ミク ロミオとシンデレラ
③初音ミク dear
④初音ミク 初めての恋が終わる時
③と④が理子がソロで歌う曲。
守「間に合わなかったら・・・
1年2人。歌えるか?自信が
無かったらやめておけ」
1年「宮城さんより上手には
歌えません。やめておきます」
守「わかった。2曲終わった時点で
どうするか判断する。終わるのか
伸ばして待つのか」
井崎「任せるよ」
有山「しょうがない」
現場は現場で大変な状況だった。
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