理子「失礼します・・・」
司「失礼しまーす」
先生「宮城さん。よかった。
落ち着いて聞いて・・・」
先生がすでに動揺していた。
先生「お母さんから連絡が
あって。お父さんが倒れたみたい。
今神戸大学の病院に運ばれた
みたいやからすぐに向かって」
僕と理子は驚いた。
理解ができず声が出なかった。
理子はその場にへたりこんだ。
僕がしっかりしないといけないと
すぐに判断した。
司「先生。もう少しちゃんと教えて
もらっていいですか?事故かなにか
に遭ったってことですか?」
先生「わからない。お母さんも動揺
してて何も持たずに病院に行ったら
緊急手術しているらしくて・・・
病院から電話をしてるって」
司「手術って・・・。理子。
すぐに病院行っておいで」
理子「でも・・・バンドが・・・」
司「バンドは諦めよう。それに
その状態でやってもダメやって。
守君とかすぐに呼ぶわ」
先生「すぐにタクシー呼ぶから。
気をしっかり保って待ってて」
僕は職員室から出てすぐに
守君に電話をした。
守「はい。どうした?」
司「守君。時間が無い。
端的に伝える。理子のお父さんが
倒れて手術しているらしい。理由は
不明。理子はこれから神戸大学の
病院へ行く。僕が今からバイクで
連れていく。バンドは間に合わない
かもしれない」
守「・・・わかった。理由は後や。
時間的に間に合わせられるか?」
司「無理かも・・・」
時間は2時10分。
出演まで50分。
守「わかった。今どこや?」
司「職員室出たところ」
守「バンドメンバーにはこれから
伝えて調整する。宮城には
こっちは気にするなと伝えてくれ」
司「うん・・・ありがとう。そして
ごめん・・・」
電話を切って職員室へ戻る。
理子は放心状態だった。
司「行くよ。理子」
先生「ちょっと。宮根君。
タクシー今呼んでるから」
司「こっちでタクシー拾います。
大丈夫です。ありがとうございました」
僕は理子を引っ張って外へ向かった。
歩きながら理子に説明をした。
司「守君には連絡をしたから。
バンドは気にしなくていいって。
でも・・・頑張って戻すから。
僕のバイクで送るから後ろに乗って」
理子「・・・うん。司。どうしよう。
どうしたらええんやろ。」
理子が動揺して泣き出していた。
僕は何も言えず理子の顔を隠して
校内を歩いて郊外へ出ようとした。
その時に携帯が鳴った。
守君からだった。
司「もしもし」
守「司。今どこや?」
司「もう正門出るところ。
急いでる。」
守「正門か。ちょうどいい。
端的に言う。タマがジェイドで来た。
タマが運ぶから後ろに乗せてけ」
司「本当に?わかった」
電話を切って正門に向かうと
魂輝君が守君と話をしていた。
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