ミッシェル「どうしましたか?」
瀬戸「あぁ・・実はな・・・」
ミッシェルに今日あった事を話した。
ミッシェルは俺が人間らしい部分が
出ていて隙だらけになっていると言ってた
翌日病院へ行ってスタッフに聞くと
プレゼントをいっぱいもらったと聞いた。
ドイツ人はプレゼントを嫌う風習が
あるが嫌っている雰囲気はなかった。
自分達に何度もありがとうと言って
頭を下げて礼をしていた。日本では
感謝を伝えることと頼むことを
プレゼントする習慣があって俺には
黙ってて。と言われて訳が
わからず渡されたらしい。
スタッフ「日本ってよくわからない習慣
があるみたいですけどすごくいい友人達
と思いました。瀬戸医師は皆さんから
大事にされていたんですね。羨ましい」
瀬戸「・・・そうか。羨ましいって思って
くれるか・・・さすがやなぁ。あの人達は」
あの人達には敵わないなぁ。って思って
ずっと張ってきていた俺の精神は軽く
なっていた。
それから2か月が過ぎてミッシェルと
結婚をして夫婦となった。
ミッシェルの兄姉とも会い全員が
品のある金持ち一族って感じだった。
自分の親は普通の家庭だったのだが
ミッシェルの親は自分の親に一流の
ホテルでSP付きで色々と用意をしてくれてた。
医者という親族ができたことが
彼らにとってはプラスだったんだろう。
新婚旅行でオーストラリアを廻って
から日本に行って死神さん達に挨拶に行った。
みんながおめでとう。と祝い飲み会を開いてくれた。
野田と卓が必要以上に騒いでいたけど
みんな必要以上に祝ってくれた。
ミッシェルもパーティとは違う感じで
楽しそうにしていた。全員英語で話をして
くれたので通訳する必要は無かった。
野田が道場の先生になった話しもこの時聞いた。
建築はほとんどさせず道場と保育園の運営を
任せてるということを。本人の意思関係なく。
瀬戸「そうか・・・野田がか。意外すぎた」
ロバートの墓にも行って手を合わせた。
頭の中でロバートに問いかけていた。
俺が選んだ道は・・・正しかったのかな?
目の前で人が倒れた時に祈ることしか
できない自分が嫌で我慢ができなくて無謀と
言われた道を選んだんだけど辛いだけだった。
それが周りでは呪いにかかってるって言われてる。
どうやら俺は普通じゃないんだって。
みんなと勝手に離れて8年間ずっと孤立してた。
と思ってたけど違った。離れてても心配かけてた。
皆になんにもできなかった俺のことを・・・
心配してくれていた。すごく嬉しかった。
ロバートがいなくなってから皆強くなっているよ。
社会で戦ってきたからかロバートに頼っていた時とは
違ってる。見たら驚くと思う。
ロバートがいたら・・・ってふと思う。
願ってはいけないのはわかってるけど・・・
聞きたい。俺が自分で選んだ道は
間違ってなかったのか。正しかったのか。って。
正しくするようにしてきたけど・・・色々犠牲にして
まで選ぶ道でよかったんだろうか?って考えたりする
夢でもいいから出てきてほしい。
そう頭の中で問いかけていた。
未だ夢に出てきたことは無いけどな。
ドイツに戻ってからは仕事をして過ごす。
途中から俺は貧困街相手の部署からの
異動辞令が出たが断っていた。
断ると思っていなかったみたいで
協議会がまた開かれて呼ばれた。
俺以外がやるとダメになるでしょう。と。
そうすると他の医師を派遣する。兼務で
他の部署を見てほしい。と言われた。
これまで派遣なんてしなかったくせに。
と思ったが現状より良くなるのであれば
それはそれでいい。と思い了承した。
翌年にはアランが生まれて親になった。
野田が言ってた事がこの時色々わかった
自分の人生の主役が自分でなくなった。
っていう感じ。
子育てはミッシェルにほとんど任せた。
それからリンダも生まれた。
俺は変わらずずっと仕事を
している状況。
家族の時間なんて
数えるぐらいしかない。
そういう感じで時間が
過ぎて今に至っている。
瀬戸さんの話しが終わった。
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