野田「あー食った。思ったよりも
病院食って美味かったな」
瀬戸「そやな。俺も初めて食った」
野田「初めてやったんか?だから
支払いの時スムーズちゃうんやな」
瀬戸「全然知らんかった。金を
払うと思ったら給料から引き落としって
言われるから焦ったわ。それよりも野田。
さっきは助かった。ありがとうな」
野田「あー。理由な。興味本位で
いちいち聞いてくるなって思うよなー。
知ってどうにもできへんし。瀬戸が
言ってないなら何も言わないから
安心しろ」
瀬戸「医者になる動機が違うらしくてな
アメリカの大学の時に軽く言ったら馬鹿に
されて笑われただけやったわ」
野田「そうやろうな。頭のいい奴らの回路は
もっと打算的に考えるとこあるからな」
ピリリ・・・ピリリ・・・
瀬戸の電話が鳴る。
瀬戸「悪い。あー。やめとこか」
野田「誰?また仕事か?いいぞ。
気にすんなよ」
瀬戸「いや・・・違う。けど出るわ」
電話の相手はミッシェルだった。
シフト表を毎月渡しているので
休みは事前に把握されていた。
ミッシェルには野田が来ることを
言っていない。面倒になりそうだから。
瀬戸「今日は都合が悪い・・・
せめて明日にしてくれないかな?」
ミッシェルは都合が悪い理由を聞いてくる。
俺が普段と違う態度で何かを疑っていた。
どうもミッシェルの親から一緒に食事をどうか
と誘われていると言っていた。
野田「大丈夫か?俺は別にいいぞ?」
瀬戸「大丈夫や。ちょっと明日は予定が
入るかもしれんけど・・・悪いな」
野田「気にすんな。元々そういう予定で
10日もおるんやからなー」
瀬戸「早く帰ってええんやぞ」
野田「そういうこというな。バカ~」
瀬戸はその後すぐに電話が鳴り
また急患が入ったという電話だった。
すぐに病院に戻り俺は瀬戸の家の
住所と部屋の鍵を渡され適当に
ぶらついてから帰る事にした。
雑貨屋を見てお土産の候補を見て
廻ったり2時間してタクシーに乗り
瀬戸の家まで帰った。
部屋を開けて中に入ると人がいた。
ミッシェル「お帰りなさい。・・・えっ?」
野田「・・・あれ?間違えた?」
一旦ドアを閉める。家は間違っていない。
もう一度ドアを開けるとミッシェルも驚いていた
野田・ミッシェル「誰~?」
野田「Can you speak English?
I don't speak German
(英語を話せますか?ドイツ語
話せないので)」
ミッシェル「OK」
野田「よかった。あなたは瀬戸の
友達?もしかして彼女ですか?」
ミッシェル「婚約者です。あなたは?」
野田「婚約者?あいつそんなん一言も
言ってなかったぞ。びびるわ。俺は瀬戸の
日本の頃の友人です。よろしく」
ミッシェル「そうなんですか?私も何も
聞かされていないので。驚きました」
野田「とりあえず入ってもいいですか?
瀬戸に鍵を預かってきたんです。泥棒じゃ
ないですから。あいつ急な仕事なんで。
すぐにあなたが逃げられるように玄関の鍵は
開けておくようにしますから」
ミッシェル「わかりました」
部屋の中に入りお互いに疑いながら
時間を過ごした。
瀬戸が家に帰ってきたのは午後6時だった。
瀬戸「ただいまぁ。野田ぁ。悪かったな~
ご飯行くかぁ?・・・って。ミッシェル?」
そこには野田とミッシェルが意気投合して
ジュースとお菓子を大量に買って宴会してた
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