スタッフが電話に出て代わる。
瀬戸「はい。代わりました」
レオン「瀬戸医師。どういうことだ?
なぜ彼が狭心症だとわかった?」
瀬戸「わかったっていうより家族の方
との話と検査結果からの推測ですよ」
レオン「狭心症の検査をしていないが
今からやった方がいいかと思うか?」
瀬戸「すぐにでもやるべきだな。
ただ体力が無いと思う。入院してるから
数日に分けてやった方がいいかもな。
そこらへんは普段から見ていないと判断
できないからわからない。担当医の判断
で行っていけばいいと思う」
レオン「そうか。わかった。ありがとう。
ひとつ聞かせてくれ。瀬戸医師は彼が
誰だかわかって対応をしたのか?」
瀬戸「東洋人嫌いのじいさん。としか
知らないけど?有名な人なんですか?」
レオン「あぁ。有名な人だ。わかった。
ありがとう。検査をするように言うよ」
瀬戸「金は払うって言ってたから
言ったらすぐにやるだろうな。健闘を祈る」
端的に話しをして電話を切った。
スタッフ「昨日から大変でしたね」
瀬戸「えぇ。本当に。関係ない部署
まで診る余裕なんてないですから。
それじゃあ俺は仮眠室で寝ます」
スタッフ「ゆっくり休んで下さい。
1時間しかなくて残念ですが」
仮眠室で1時間程寝ることに。
10時半からは予約が入ってたから。
寝たというよりすぐに落ちて気がつく。
あっという間に1時間が経過していた。
瀬戸「う~。頭が痛い・・・
寝た気がせん・・・」
さすがに疲労困憊だった。
水を飲み少しボーっとしていると
スタッフが慌てて俺を呼びにきた。
スタッフ「先生。急患搬送入ります。
貧困街にて小学生と車の交通事故で
意識朦朧。問いかけに反応するが
曖昧な回答」
瀬戸「わかった。すぐ行く。
あの地域は事故が多いな・・・」
居眠り運転の車が小学生に突っ込んだ
ということだった。被害者の状況は危ない。
被害者が病院に着いた時に血だらけだった。
よく見ると血がずっと出ているようだった。
意識も無くなりそうになり想定より危ない。
瀬戸「これは・・・どっか臓器やられてるな。
おーい。スタッフすぐに血液とって調べて。
すぐに該当する血を集めておいてくれ」
スタッフ「わかりました。急ぎます。
どれぐらい必要ですか?」
瀬戸「・・・5。いや10はほしい」
輸血の単位は1が200ml
200mlは1人分ということ。
スタッフも迅速に動く。
俺も着替えを急いで行い用意をする。
しかし・・・ここで誤算が起きる。
スタッフ「瀬戸先生。血が・・・少ないです。
輸血できる血が少ししかありません」
瀬戸「少しっていくら?」
スタッフ「3です。昨日手術したので
不足してます。追加の輸血が届くのは
昼からですが全体的に不足しています」
瀬戸「そうか。昨日ので・・・足りないか。
他の部署から回してももらわれへんか?」
スタッフ「他も不足してるみたいです。
同じように輸血を探しているみたいです」
瀬戸「やばい・・・これはやばいな」
血が足りないと本館に多くとられてしまう。
それほど血は大事で重要である。
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