翌日・・・午前7時。
瀬戸「おはよう。眠い」
スタッフ「お疲れですね。
瀬戸医師はいつもですけど」
瀬戸「あ~。医師とかスタッフ
もうちょっと増やしてほしいよな。
予算ないんか知らないけど」
いつも通り出勤しスタッフと
会話しながら仕事をしていた。
スタッフ「そういえば知ってます?
今日本館の医師の多くが学会と
医師会でいないんですって」
瀬戸「へー。そうなん?
知らないし俺らには関係ない事や。
うわっ。俺今日手術2つあるやん」
スタッフ「そうですよね。私達に関係の
ない通達とかやめてほしいですよね」
瀬戸「俺は読んでもないから。
協議会も全然出席してないし」
スタッフ「不良の医者ですね。
みんな会議は最優先していますのに」
そうしているとスタッフが出勤し
夜勤明けとの引継ぎを行い仕事した。
俺は簡単な手術が1つ終わって
時間があったので本館へ器具を借りに行った。
本館を歩くといつも見られる。
東洋人っていうだけで。
車椅子に座った偉そうなじいさんが
ぶつぶつ文句を言いながらリハビリを
しているが上手くいかないようで家族と
口論をしていたりした。
理学療法士も金持ちが相手だからか
困っていた。俺は無視して通り過ぎる。
瀬戸「おーい。道具貸して下さーい」
看護師「はい。これですね」
瀬戸「ありがとう。明日返しにきます。
そうそう。さっき聞いたんですけど今日は
医師がほとんどいないんですって?」
看護師「そうなんです。常勤医師が
いないので非常勤と若手の医師しか
いないんです」
瀬戸「そうですかぁ。困りますよね。
でも重傷患者はいないでしょうから
なんとかなるでしょう。失礼します」
看護師「そう祈っておきます。
瀬戸准教授も体壊さず頑張って下さい」
本館から戻る途中にまだじいさんは
ぶつぶつと家族に文句を言っていた。
?「くそっ。リハビリなんて必要ない」
家族「みんな頑張ってやってるの。
変なプライドは捨ててやってよ。ここは
病院なんやからこけても笑わないから」
?「今日はやめだ。もうやらない」
歩く練習をしているようだったが
足の感覚が戻ってないのだろう。
じいさんは俺に気づいていら立っていた。
?「なんだ?そこの東洋人。
私は東洋人が嫌いなんだ。なぜここに
東洋人がいる?消えろ」
瀬戸「はーい。消えまーす」
面倒くさいじいさんに関わりたくない。
相手にしても時間の無駄だから。
別館に戻ってから手術の準備をして
終わったのは夜10時だった。
手術は集中力と体力を使うので
さすがにもうヘロヘロだった。
着替える前に休憩室で休もうとすると
何か様子がおかしかった。
そこには若手の医師が2人来ていた。
1人は俺より1つ年上。もう1人は
俺と同期でクラウゼ。2人とも医師免許
をとって間もない医師だった。
遅れて本館の看護師もやってきた。
瀬戸「どうしましたか?」
クラウゼ「Mr.瀬戸。お願いがあります。
本館で容態が急変してる人がいて」
瀬戸「見れないのか?もしかして」
クラウゼ「よくわからなくて・・・
症状から発作と思って処置したけど
薬が効かなくて。その後に吐いて
ずっと苦しそうでどうしたらいいか。
全然わからなくて助けてほしい」
瀬戸「医者が医者に助けを求めるなよ。
俺も今終わったばっかで着替えるから
ちょっと待ってて」
管轄ではないが見に行くことにした。
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