ミッシェル「私を大事にできない人と
一緒になっても私は不幸になる。
そう言い聞かせて終わろうとしました」
瀬戸「それがいいと思いますよ。
女は幸せになった方がいいです」
ミッシェル「でも。私は母からもうひとつ
違う考え方を言われていました。
それを今思い出しました。
私を大事にできない人だとしても
その人をあなたが大事にしたい人と
選んだらあなたは不幸にならない」
瀬戸「危ない考えですね。自分が
幸せになる事だけ考えればいいのに」
ミッシェル「それが幸せなのでしょうけど
私は今までそれで幸せじゃなかったので。
見た目だけの男とかお金目当てだった
男と付き合うのが多かったんですよ。
色々と失敗してきました」
ミッシェルはミッシェルで後悔していた。
上手く行かない事も多かったみたいだ。
ミッシェル「私があなたを幸せにします。
私と結婚前提で付き合って下さい。
私はあなたと波長があう気がします」
瀬戸「・・・。」
ミッシェル「嫌ですか?」
瀬戸「時間が無い者ですから。
あなたは俺を選ばない方がいい。
デートしたりする時間なんて無いし
ずっと働いてばっかりになる。そういった
相手と一緒にならない方がいい」
ミッシェル「それでもいいです。
私があなたを幸せにします」
瀬戸「ははっ。ダメだなぁ・・・
ちょっと弱い部分が出てくる・・・」
瀬戸はその場にうずくまった。
ミッシェル「ずっと頑張ってきたんですね。
頑張らないといけなかったんでしょう。
そんなあなたを私は尊敬します」
ミッシェルは瀬戸に寄り添った。
ミッシェルの親は遠くからずっと見ていた。
父「あれか・・・言ってたのは。
日本人っていう話だが」
母「そうみたいですね。あの子が今日
嬉しそうだったのはあの人待っていた
みたいでしたから。どうしますか?
結婚するって宣言してますけど」
父「ミッシェルは好きにさせてあげよう。
長女と長男との約束だったからな」
母「そうですね。結婚相手をこちらで
選ばないといけないのはもういいでしょう」
金持ちには金持ちがより強い金持ちに
なる為の政略結婚みたいなものがある。
恥ずかしくないように作法や礼儀やマナー
を小さい頃からさせ相応しい相手になる。
お互いに変な人ではないので安心だが
そこに本人の結婚の意思はない。
親が決めて結婚させている。
これは日本でももちろんある風習だ。
長女と長男はミッシェルが望まないので
あれば政略結婚はさせないでくれ。と
言う約束で親が決めた結婚相手と結婚
をしている。それを親が守っていた。
瀬戸「わかった。真剣に向き合うよ。
結婚前提で1年付き合ってみよう。だけど
ダメって思ったら遠慮なく言ってくれ」
ミッシェル「わかりました。遠慮なく言います。
では今日はもう遅いので。さようなら」
瀬戸「さようなら」
ミッシェルは手を振り見送ってくれた。
俺はタクシーに戻り家に帰っていった。
ミッシェル「うわぁ。どうしよう~。
皆に言わないと~。彼氏できたぁ」
父「ミッシェル。そろそろ帰ろう」
ミッシェル「お父様。もしかして見てた?」
母「見てましたよ。私もお父さんも。
あの人が前に言ってた人ね?」
ミッシェル「そう。結婚前提で付き合います。
っていうかもう結婚します」
父「帰ってから聞くよ。今日は遅いから
また今度。先に母さんに話してなさい」
ミッシェル家族も片付けて帰っていった。
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