第1537話 不思議

2025年11月19日

第53部-瀬戸の過去-

t f B! P L
 さっきと同じように店に入った。

瀬戸「すみません。入れますか?」

?「ご予約はいただいてますか?」

瀬戸「していないんですけど」

?「少々お待ち下さい」

案内する人が奥へ行き少し待つ。

?「大丈夫です。こちらへどうぞ」

中に案内され窓際の席に通された。
あまり人もいないので静かだった。

瀬戸「どれがいいですかね?
コースにしますか?」

ミッシェル「好きなのにして下さい。
私が支払いますから安心して下さい」

瀬戸「いや。いいですよ。誘ったの
私ですから今日は私が払いますよ」

ミッシェル「ではこのコースにしましょう。
せっかく会えたんですから」

ミッシェルは一番高いコースを選んだ。
まぁ別になんでもよかった。

俺は金を使う所がなかったから。
そしてミッシェルと話をしていた。

ミッシェル「セト氏は日本の企業で
働いているのですか?」

瀬戸「いえ。違います。」

ミッシェル「ドイツの企業ですか?」

瀬戸「あー。まぁそうなりますかね」

ミッシェル「本当ですか?私探したんですよ。
でもそういう人はいないって言われて。
ドイツの企業探しても見つからなくて。
なんていう所で働いてるんですか?」

瀬戸「言いません。言う必要ありますか?」

ミッシェル「助けてあげたいです。私を
助けてくれたお返しをしたいんです」

瀬戸「お返しとかいいですよ。
見返りなんて求めてませんから」

ミッシェル「素敵です。セト氏は」

ワインを注がれ、料理が運ばれ
色々と説明をしてくれてたりした。

?「ん?あれは・・・えっ?まさか」

支配人がミッシェルに気づく。
こっちの席にやってきていた。

支配人「失礼します。ミッシェル様。
私はここの支配人をやっています。
本日はご贔屓下さりありがとう
ございます。もしよろしければ
他のお席をご用意いたしますが
いかがなさいますか?」

ミッシェル「そうですか?
セト氏。もっと良い場所を用意
してkれるそうですが移動しますか?」

瀬戸「いや。別に」

ミッシェル「支配人。今日は大事な
時間を過ごしてますので外していただけ
ますか?お気持ちを汲んで下さい」

支配人「わかりました。失礼します」

支配人は挨拶だけして戻った。

瀬戸「すごいね。なんか」

ミッシェル「すごいのは親ですから。
私がすごい訳ではありませんよ」

瀬戸「そうか。自覚あるのって
すごいですね。勘違いしそうなのに」

ミッシェル「勘違いした時もありました。
それよりセト氏は私の親が何してるとか
聞いてこないですね。なんでですか?」

瀬戸「なんでって言われても・・・
親自慢されても困るからかなぁ」

ミッシェル「私を見てくれてるということ
ですか?」

瀬戸「いや。違う。見ていない。
だいたいなんでそっちは俺なんかに
来るの?それが不思議だけど」

ミッシェル「私も不思議なんです。
もしかしたら普通に女の子として
扱ってくれているからかもしれません」

瀬戸「普通ねぇ。さっきの見てても
普通ではなさそうですもんね」

ミッシェル「結局私の後ろにいる
親を見ているんですよね。小さい頃から
何かがあっても私のせいにはならなかった。
アヒムやリロ達もそうでしたけど。それって
周りの人は離れていくだけだったんです」

ミッシェルは寂しそうだった。
周りの扱いが異常だったと気づいていた。

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