第1533話 やべぇ女

2025年11月13日

第53部-瀬戸の過去-

t f B! P L
 あまりに驚き現在に戻る。
ミッシェルさんは笑っていた。

司「どういうことなんですか?」

守「会っていきなり結婚って?」

瀬戸「俺もわからんかった。
やべぇ女がいる。って思ってその場
から逃げようと思ったわ。まぁ。
そのすぐ後でわかったんやけどな」

瀬戸さんは話を続ける。

瀬戸「ごめんなさい。結婚できません」

ミッシェル「やっぱり覚えてませんか」

瀬戸「え~と。覚えてないですね。
う~ん。すみません。」

アデリナ「どうしたの?ミッシェル。
セト氏とあなた知り合いだったの?」

ミッシェル「アデリナ。覚えていない?
私が去年好きな人できたって話」

アデリナ「好きな人って・・・。あっ?
それってセト氏のことなの?」

瀬戸「全然話が見えない・・・」

ミッシェル「あの時はありがとうございました。
あの日以来あなたに会いたかったです。
去年の10月に私が電車で泣いてた時に
あなたは私にハンカチを差し出してくれました」

瀬戸「あ~。覚えてるような覚えて
ないような。なんかあった気がする」

夜の遅い時間に電車で泣いている女性が
いてそっとハンカチを渡して去っただけ。

それで結婚?おかしいって。

ミッシェル「あの日。私は悔しくて悲しくて
ずっと涙が堪えられませんでした」

ミッシェルは大学のミスに選考していたが
他の候補者に嘘やデマを流され3位に
なりショックで悲しい思いをしていた。

なかなか理解できないが。金持ちの精神は
あまり強くない部分がこういう所だった。

ミッシェル「そこへあなたがスッときて
ハンカチを渡してくれました。そして一言。
こんな所で泣くな。家まで踏ん張れ。」

瀬戸「そこまでは覚えてないけど・・・
多分そういうことは言ってると思う」

ミッシェル「あれが嬉しくて・・・
初めて私を叱ってくれたんです。
名前もわからないし黒髪の東洋人としか
わからなかったんです。色々聞いても
誰も知らなくて困っていました。でも今日
ここで会えた。今日は来てよかった」

アデリナ「上の空だったもんね。
あん時のアンタは」

瀬戸「そうですか。事情はわかりました」

ミッシェル「はい。あれ以来私はあなたの
事が気になってました。結婚して下さい」

瀬戸「それはできません。ごめんなさい」

ミッシェルの事が怖かった。
早くこの場から逃げたいと思った。

リロ「ミッシェル。お前変だぞ?
セト氏困ってるじゃないか。それに
それだけで結婚っておかしいぞ?」

ミッシェル「リロは黙って。確かに結婚は
言い過ぎました。でも私はあなたとなら
結婚してもいいぐらい好きになってます。

3か月後に私の誕生会が開かれます。
ここにいるみんなも毎年出席しています。
是非あなたも来て下さい。招待します」

アヒム「おいおい。ミッシェル」

瀬戸「せっかくですが・・・お気持ちだけ
お受け取りします。私は基本的に休み
といった日がないものですから。すみません」

ミッシェル「休みがあれば大丈夫ですか?
私がその会社休みを与えるように言います」

瀬戸「いえ。休みがあっても勉強してるので。
言葉を間違えました。失礼しました。
私は誕生日会に出席はしません」

変な強い権力を行使しようと感じたので
本音を伝えて終わらせるようにした。

ミッシェル「そうですか。あまりそういうのは
興味がないようですね。素晴らしい人です。
ではお時間会わせますので一度お食事でも
ご一緒させてもらえませんか?

あなたは私を知らない。
私はあなたを知りたい。

チャンスだけは欲しいと思います」

瀬戸「うーん・・・」

言っていることはすごく正論。
でも怖くて怖くて仕方がなかった。

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