第1519話 即席チーム

2025年10月24日

第52部-ドイツ旅行-

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第1519話 即席チーム

家に帰るとアランが母親のミッシェルさんの所へ
言って嬉しそうに話をしていた。

どうも守君が強かったことを話しているようだった。

守「ミッシェルさん。すみません。先生知りませんか?
先生がいないんですけど」

ミッシェル「カイモノヲタノミマシタ。
ソトヘイキマシタヨ。モウスグモドッテクルデショウ」

守「わかりました。ありがとうございました」

先生は買い物に出かけていた。

僕たちはその間にリンダちゃんと一緒に
おママごとをして遊んで時間を過ごした。

途中からボードゲームをアラン君もいれて遊んでた。
そうしている間に時間が過ぎて夕方になった。

野田「ただいまぁっと。ミッシェルさーん。
どこ置いてたらいいですかねぇ」

先生が帰ってきた。なんかいっぱい買っていた。
今日もパーティをするみたいだった。

先生もボードゲームに混じって時間を過ごす。
夜7時になった時に瀬戸さんが帰ってきた。

ミッシェルさんが出迎えに行く。
僕達も玄関まで一緒に迎えにいった。

野田「お帰り。ほんまに早かったな~。
オンコールは無かったん?」

瀬戸「あぁ。今日は代わりを頼んできた。
電話が鳴っても俺は行かへんから安心しろ」

先生と瀬戸さんが話をして部屋へ行く。
瀬戸さんは着替えてリビングへきた。

アラン君とリンダちゃんが瀬戸さんに来る。
いつもこんな早く帰ってくることはないらしく
瀬戸さんは軽く2人と話をして今日のことを
嬉しそうに話していた。

野田「さてと。じゃあやって行こうかぁ。
準備はもうできてるねーん」

先生はすき焼きを作っていた。

野田「ほら。司と守も手伝えって」

僕と守君も手伝って煮込んでいた。
割り下は日本から持ってきていた。

司「あれ?生卵がないけど」

野田「司。覚えとけ。ドイツは生卵を
食べる文化が無いねん。危険や」

司「えっ?そうなの?なんで?」

ドイツの生卵は殺菌処理をしていない。
だいたい食べるとお腹を壊してしまう。

瀬戸「お前。死にかけてたよな」

野田「お前が教えへんからやんけ。
黙って食ってる所見てただけって
なんやねん。教えろよな。マジで」

昔先生が瀬戸さんの所に泊まりに
きた時に卵ごはんを食べたらしい。

司「へぇ。文化の違いやねぇ。
海外ってなんかすごいなー」

守「先生。じゃあどう食べるの?
もしかして割りしただけ?

野田「当然そうなるな。さぁできた。
食べようぜ。アラン。リンダ。これが
前に約束した日本の料理。すき焼きや」

アラン・リンダ「わぁ~。すごーい」

以前に来た時に食べたいと言われていた
すき焼きを先生は覚えて作ったということだった。

みんなでワイワイしながらご飯を食べて
楽しい時間を過ごしていた。

先生は一人でうるさくしていて瀬戸さんに
色々と突っ込まれていた。

僕と守君はアラン君とリンダちゃんとも
仲良くなり、ご飯の後はゲームで遊んでいた。

そして時間は午後10時になり、
アラン君とリンダちゃんはミッシェルさんに連れられ
寝に自分達の部屋へ戻っていった。

瀬戸「さて。じゃあ本題に入ろうか。
飲み物や食べ物は適当にあるから好きに食え」

大量のジュースにお菓子が用意されていた。
瀬戸さんと先生と守君と僕で円形に座った。

瀬戸「・・・どっから話そうか」

野田「医者の見習い時代からでいい。
アメリカの学生時代は苦労しすぎや。
言葉で表現できるような苦労じゃない」」

瀬戸「そうか・・・」

瀬戸さんは下を向いて何かを色々と
思い出しているようだった。

そして瀬戸さんが話を始めた。

僕達はこの話をきいたことがきっかけで
将来について真剣に向き合うようになる。

第52部 -ドイツ遠征- 完

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