第1517話 チャンプ

2025年10月22日

第52部-ドイツ旅行-

t f B! P L
??「Hey!stop」

そのまま帰ろうとして
いたらまた呼び止められる。

司「仕返しとかかなー。
もっと痛めつけておかんと
あかんかったんちゃう?」

守「面前の前やから簡単に
終わらせたんやけど・・・
そういうのもわからん程度
の連中か。残念やわ」

僕らは軽く振り向く。

真面目そうなのが僕らの
方へ走ってきた。

アラン「あれは・・・
チャンプですよ」

司「チャンプ?」

アラン「はい。確か・・」

アランが言う前にそいつは
僕らの前にきた。

ドイツ語で嬉しそうに話す。

好意的な感じで話をしている。
仇を討つ感じではなかった。

アラン「オー。チャンプが
守と戦いたいみたいです。

さっきの喧嘩を見て・・・
強い相手がいると。
試合を申し込みたい。と」

守「やだ。No,thank you」

速攻で断っていた。
しかし頼み込んできている。

どうやら彼は総合格闘技を
やっているらしくチャンピオン
となってから自分よりも強い
相手がいなく燃えないとのこと

たまたま通りがかった相手が
知り合いでまた揉めてると思い
通り過ぎようとしてたが東洋人
と喧嘩してるのでつい見てた。

さっきの喧嘩を見て守君が自分
よりも強いとわかった上でその
強さに全力で向かいたいという
ことを言っていたが・・・

守「そいつが相当強いのは発言
と立ち姿でだいたいわかる。
だから嫌やねん。怪我するわ」

相手を立てて喧嘩を売る。
こういう相手はレベルが高い。

自分に自信を持っているから
言えるレベルにいる。

守「司。やったったら?
俺はもう疲れた」

司「やだね。負けるよ」

守「見た感じ。司よりも
強いとは思えないけどな」

司「隙は多いかな・・・
当身もけっこう入りそう」

とりあえず分析はしていた。
打撃中心の感じだった。

相手はお辞儀をしてきた。
それには僕らもビックリした。

アラン「チャンプは本当に
相手がいないんです。
だからどうしても戦ってほしい
そうです。守。僕からもお願いです。
戦ってあげてください」

アランも僕らへ頭を下げてお願いする
守君は渋々と条件を出す。

守「じゃあ。アラン・・・
やってやるから約束をしよう。
約束できるならやってやる」

アラン「本当ですか?」

守「あぁ。本当や。ただし・・
無駄なプライドは捨てろ。
友達の前で自慢したりするな。

お前は嫉妬されやすい。だから
学校や遊びは普通に過ごせ」

アラン「はい。約束します。
守みたいになりたいです」

守「じゃあいい。やろうか」

守君は戻っていく。
僕も一緒についていった。

??「Thank you」

チャンプは僕に一礼をした。
そして一緒に戻っていった。

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