第1516話 勘違い

2025年10月21日

第52部-ドイツ旅行-

t f B! P L
司「やってあげたら?
アラン君の手前としても
説得させるにはやるしか
ないんじゃないの?」

守「わかったわかった」

守君は面倒くさそうに
喧嘩することに了承した。

相手をすぐに睨みだす。
殺意を持って対峙する。

相手も理解したみたいだ。
アランが説明し離れた。

アラン達は興奮している。
大人の喧嘩を見るみたいに。

相手のガタイはいい。
オーソドックスな空手の構えだ。

守「さて・・・と」

守君は右手を前に出し
左腕は脇をしめ胸の横へ置く

司「あれ?珍しい。
なんでジークンドー?」

相手が空手でガタイもいいのに
なぜジークンドーでやるのかが
わからなかった。

??「HEY!カモン。ジャップ」

相手は煽ってきていた。
守君は全く動かない。

相手の煽りを無視していた。

司「動かないっていうよりも
自分からいちいちやりたくも
ないって感じやけど」

相手は色々と煽ってきている
しかし無視を続ける。

守「はぁ。うるさいなぁ。
カウンターとるタイプか?」

ガタイがいいのでカウンターを
とるタイプとは思えない。

??「Sitt!」

相手が痺れをきらしたのか
守君の方へ向かってきた。

間合いを詰めてローキックで
蹴ってきたその瞬間・・・

バシイッ・・・

守君はガードをせず間合いを
詰めリードパンチで鼻を軽く
殴った。

??「!!」

相手が少しひるんだところで
手の甲を相手の目に当てて
一瞬動かなくなったところで
服の袖を掴みそのまま間合いを
詰めて背負い投げで思いっきり投げた。

守「単純や・・・喧嘩慣れしてない」

守君はそのまま関節に動こうと
したが・・・止めた。

受身が取れていなく仰向けになり
呼吸ができておらずうづくまっていた。

守「おい。隙だらけやぞ」

守君が軽く横から蹴りを入れる。

守「アラン。終わりやろ。
通訳したってくれ」

アラン「・・・はっ」

あまりに早く終わってしまい
誰も気づいていなかった。

アランが話をして相手の仲間が
こっちへ走ってきた。

動けないのを見て心配していた。
今まで喧嘩じゃなくてルールのある
喧嘩ばかりしていたのだろう。

それで強い。弱い。といった・・・
殴りあいの喧嘩自慢。

巻き込まれて面倒だっただろう。

司「お疲れさん。無駄な喧嘩
やったね」

守「そやな。でも役目は果たした
やろう。そろそろ帰ろうぜ」

アラン君に対する喧嘩の終わらせ方。
長引かせるもんじゃあない。

アラン君に対してどう写ったか。
いちいち説明もしなかった。

僕らはもう帰ろうとした。

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