そのままボードゲームで
遊び気がつけば6時になってた
司「あ~。負けたぁぁ」
守「弱いな。司」
司「守君も3位やんか。
僕がおらんかったらビリや」
アラン「あははははっ」
楽しんでいた時に玄関の
チャイムが鳴った。
アランの友達みたいだ。
空手道場の友達みたいだった。
守「アラン。いっておいで。
片付けはこっちでしとくから」
アラン「ごめんなさい」
アランは友達の所へ行った。
そして僕達は片づけをした。
少しすると玄関からアランが
走って僕達の方へやってきた。
守「どうした?」
アラン「ちょっといいですか?
こっちにきてください」
僕と守君はついていき友達の方へ
つれていかれた。
ドイツ語でなんかしゃべっていた。
何を言っているかわからない。
アラン「イジメの連中が・・・
僕を呼んでるみたいです。
今からこなかったらさっきの
空手の先輩達を狙うと・・・。
守。司。ついてきて下さい」
アランが必死でこっちを見る。
守「いいけど。手伝わないぞ?」
司「ついていくだけだよ?」
僕達は軽く答えてた。
アラン「はい。大丈夫です」
アランは少し震えていた。
実践経験がほぼないのだろう。
これも経験だし。僕らはついて
いくことにした。
やりすぎたりやりすぎられてたら
止めに入るのが役目だから。
司「先生に話しとく?」
守「そやなー。一応しとこか」
アラン「急ぐですよ。大人に
言う必要なんてないですよ」
守「別に急ぐ必要ないって。
急いで行って都合がいいのは
相手側やんけ」
司「僕が言ってくるよ」
こういう時人はなぜか焦りがち
だが急ぐ必要はまずない。
喧嘩を売った相手がちゃんと
こないと困るだけだから。
ゆっくり行けばいい。
僕は先生の元に行きアランが
喧嘩を売られてこれから一緒に
ついていくことを伝えた。
野田「ふーん。そうかー。
なるべく話し合いで収めて
やってほしいとこやけど」
司「・・・えっ?なんで?
先生らしくないですよ」
暴力は暴力で解決してる人なのに。
想定していない答えだった。
野田「アランは違うやろ?
成績優秀な優等生やから勉強と
人付き合いで育っていかないと
損することが多い。あんまり
喧嘩とかさせんほうがいい」
司「僕らに教えてきてることと
全然違くないですか?」
僕は少しいらついた。
先生から先生がやってることを
完全に否定してた発言だったから
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