第1511話 瀬戸さんの子

2025年10月14日

第52部-ドイツ旅行-

t f B! P L
守「アラン。場所わかるん?
そのイジメのやつらの」

アラン「だいたいは・・・
でも行くのですか?
こっちから?」

司「大きい問題になる前に
小さい問題のまま消さないとね」

アラン「向こうから来て
立ち向かわないのですか?」

守「あー。そういうことか。
返り討ちにしたりたいんやな
それがカッコイイとかか?」

アランが狙われるのも
わかった。

というより狙われやすい。

仕掛けてくるのを待ってる
タイプは相手としては安心。

恐怖を与えるのなら仕掛けは
こっちから行けばいい。

今回の場合狙おうとすると
どうなるか?を相手に示す
必要があるのでこっちから行く

その時に面倒くさい相手と
見せておけばだいたい終わる。

今日だけの問題ですむ。

アラン「僕から行くのは
相手が悪い証明にならないと
思うのですが?」

司「証明ねぇ。いるの?
そんなの?」

守「いらないいらない。
ただここで行かないのなら
アランはただ賢いタイプで
大人になっていくだけで
自分の問題解決できない。
それでいいならそれでいい。
俺らはいちいち何も言わない」

司「自分で決める事やから」

アラン「うーん・・・」

アラン君は考えていた。
どうも納得いってないようだった

アランの中でどうしても
こっちから行くのが納得が
いかないようなので・・・

アラン「もしそうなったら
僕は一人で戦います」

守「わかった」

司「そうですか」

本人が行かないのなら
僕らが助ける必要はない。

そして僕らは違和感を感じた。

瀬戸さんの子のはずなのに
なぜそんな判断をするような
感じで育っているのだろう?

父さんや卓おじさんそれに
先生から聞いた瀬戸さんは
全員から一目置かれていた人と
聞いていた。

実際先生がランクが違っていた
とまで言っていた人なのに。

強者の考えとは遠い気がした。

時間も夕方になり家へ帰った。
僕と守君はやたらと疲れていた。

帰るとリンダちゃんがきて
僕の手を引きリビングへ。

守君達も後から一緒についてきた。

リビングへつくとそこには
ボードゲームが置かれていた。

付き合えと・・・いうことだった。
全員でボードゲームをする事に。

何を書いているのかわかんないまま
やっていたがアラン君とリンダちゃんは
嬉しそうに楽しくやっていた。

そのまま時間が過ぎた頃・・・
先生が何処かから帰ってきた。

野田「おっ?先帰ってたんかー」

司「先生どこいってたん?」

野田「お土産買いにな。
疲れたからちょっと寝るわ」

守「あっ。逃げたな・・・」

ボードゲームに誘われるのから
逃げたとしか思えなかった。

僕らも誘う気だったから。

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