第1510話 チェンジスタイル

2025年10月13日

第52部-ドイツ旅行-

t f B! P L
アラン「なるほど・・・
空手はこうやるんですか」

守「技だけ独型でやってる
だけやとまぁわからんやろな。
空手は間をとれてればだいたい
勝てるやろ」

アラン「ありがとうございました
すごく勉強になりました」

司「いえいえ。アランは
同年代では強いと思うから
あんま教えいらないと思うけど」

守「使う時がなければ使う必要は
ないからな。そこは気をつけろ」

僕達は体育館を出ていく用意をして
外へ出てジュースを飲んでいた。

アラン君と色々話をしていた。
ドイツの環境や日本とのハーフでの
生活の困る事とか。

アラン「んー。でも僕もリンダも
ハーフだからどうこうってのはなくて
そんなに困ったこともないです」

守「それが幸せやな」

アラン「でも。パパとは
あまり一緒にいる時間なくて。
それが少し寂しいですけど」

司「一生懸命働いてくれて
あんな裕福な暮らしできてるって
いうことがいつかわかるよ」

守「医者は大変そうやもんな」

アラン「裕福じゃなくてもいい。
僕もリンダもパパに色々教えて
ほしいし見て欲しいから」

守「パパが好きなんやな」

アラン「はい。大好きです」

僕らはアランの寂しさが見えた。
アランを少し慰めていた。

その時僕らの元に数人のガムを
食べている中学生ぐらいが
こっちへ歩いてきていた。

司「1・・・3・・5人か」

守「特に・・・ないか」

歩いてくる間に確認する。
そしてアランの元へきた。

ドイツ語で何か言い合っていた
どうやら知り合いだったようだ

東洋人と一緒にいるのが気に
なったようで声かけたらしかった。

アラン「紹介します。こちらは
同じ空手を習っている先輩です」

司「あ~。どうも~」

守「I can speak english.」

アラン以外英語ができるのは
いないらしく僕らは黙っていた。

アランと何か言い合っていた。
アラン君の顔が少し怒っていた。

そして彼らはどこかへ行った。
遊びに行く途中だったらしい。

司「・・・なんかあったの?」

アラン「いえ。・・・ただ
さっき話してたイジメの連中が
僕に標的向けるみたいらしくて。
そうなったら言えと。守って
やるからって言ってくれてました」

守「アランに標的変えるって事?
そうとう暇なんやなー」

アラン「そうなったら・・・
どうすればいいですか?」

司「戦う。アランに直接喧嘩を
売ってくるんやから戦おう」

守「護身術として空手を使おう」

アラン「オー。変わり身ですね。
チェンジスタイル。早い」

守「そうなるんだったら
こっちから行こうか。俺らが
いる内に終わらせてまおう」

司「そやね。そうしないと
僕ら言っちゃうだけなるし」

アランが一人でやるとなると
最悪な結果になることもある。

アランは何も知らないから。

僕らがちゃんと行って見せて
教えてあげる必要があった。

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