聞きたい。と言っても
瀬戸さんには嘘とバレるだろう。
表情や仕草を見てくるから。
だから・・・本当の事を言う。
司「・・・今初めて聞きました。
瀬戸さんの過去を知らないですが
どんな話なのかもわかりません」
守「聞きたいです。どんな話かは
わかりませんが僕は今将来について
どう進むべきかわかんないので」
瀬戸「ふむ・・・それでか」
瀬戸さんが先生の意図を考える。
瀬戸「司は・・・将来どうとか
そういうのは考えてるんか?」
司「いえ・・・僕は父さんと
話をしてつい最近大学に行こう
と思ったぐらいです。でも・・
行かなくてもいいとも思ってる
部分もどこかにあってっていう
状態です。将来どうなりたいとか
そういうのは・・わかりません」
瀬戸「ひとつ質問させてくれ。
2人は両親をどう思ってる?
苦労して育ててくれたのを
知っているんか?」
守「小さい頃はお金無くて
貧乏でした。それでも不幸せ
とは思いませんでした」
司「僕は物心ついた時は
家もあって幸せだったと
思います。物心つく前は
父さんも僕を育てるのに
尋常じゃない苦労をしたのを
知りました。僕がいなければ
もっと楽だったんじゃないか?
とも思います」
瀬戸「そんな両親みたいに
なりたい。って思えるか?」
守「・・・考えた事ないです」
司「僕も・・・」
場がシーンとしていた。
瀬戸「将来どうなるとか。
そういうのってわかんないよな
俺だってそうや。
なるって決めた時期はお前ら
みたいに今頃やったからな。
いいやろ。話ししてやるよ」
野田「瀬戸・・・ありがとう」
その時ミッシェルさんが
部屋へ戻ってきた。
瀬戸「ただ・・・長くなる。
そうやな。明後日休みやから
明日の夜に話をしてやるわ。
その代わりっていっちゃ
なんやけどアランとリンダと
遊んでやってくれ」
司「それはもちろんです」
守「言われなくてもそうします」
瀬戸「ありがとな。今日は俺も
疲れたからもう寝るわ。悪いな。
先に寝させてもらうから」
野田「俺らもそうするわ。
酒入ってもう眠たかってん」
司「僕らも・・・寝ます」
みんな睡魔がきてた。
なのでその日はもう寝た。
そして翌日・・・
アラン「・・・てよ。
お兄ちゃん。起きて」
守「おっ・・・おおっ・・
アラン・・・まだ寝かせて」
アラン「もう昼だよ。
そろそろ起きてよ~」
司「えっ?・・もう?」
昼まで寝てしまっていた。
先生は隣でまだ眠っていた。
僕と守君は起きて用意をし
先生に置き手紙を書いといた
アラン君は午前中に空手を
習って帰ってきたらまだ
寝ていたので起こしにきてた
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