BBQを始めてから
3時間が過ぎた所で終了した。
近所の人らも帰り出して
後片付けを先生と僕らと
アラン君とリンダちゃんで
しているうちに瀬戸さんは
風呂に入ってもらって
ゆっくりしてもらうようにした。
いきなり会った時に歓迎して
くれてた人達はほとんど
ご近所さんだったらしい。
お手伝いさんかと思ってた。
片付けが終わり部屋に入ると
テーブルには果物が用意され
ゆっくり話ができる状態だった。
瀬戸さんが部屋着に着替え
一緒にみんなでテーブルについた
瀬戸さんの奥さんはミッシェル
さんという方で僕達にサンキュー
といってくれていた。
こちらこそ。という感じだった。
アラン君やリンダちゃん達が
テンション高くて僕らと瀬戸さんに
色々あった出来事を話してくれて
11時を過ぎた頃に疲れたのか
眠そうになっていた。
ミッシェルさんは2人を連れて
部屋に寝かしつけに行った。
アラン「おやすみなさい。
お兄ちゃん達明日遊んで下さい」
司「うん。また明日ね」
守「おやすみ」
リンダちゃんは手を振っていた。
そして自分の部屋へ行った。
野田「ちゃんと育ってるやん」
瀬戸「まぁな。5歳までにちゃんと
英才教育すましてるから後は楽や」
野田「俺はそれしてないからなー。
教えててほしかったわ」
瀬戸「ほんまかどうか知らんよ。
ただやることはやっておいただけ」
5歳英才教育法。というか5歳児
までは天才脳なので色々な事を
やらせておけば苦労をせず育てられる。
(ただし、味覚は3歳まで)
瀬戸「さて、本題を聞こうか?
なんでこのタイミングで来たんや?」
今俺に会わせるべきなのか?
瀬戸さんは先生に問い詰める。
野田「2人が強くなったからや。
この時点でここまで精神が強く
なるとは思ってなかったからや。
あの選択決断旅行を2年連続で
やったんはこの2人だけや。
はっきり言って瀬戸の強さを
学べるのが今やと踏んだからや」
瀬戸さんの表情が曇った。
そしてこう言っていた。
瀬戸「・・・俺はそうでもない。
そんな強い人間やないやろ」
すかさず先生が反論する。
野田「いや。お前は強い。
本来俺から話そうとも思ってた。
でも俺から言うのと本人から聞く
のではニュアンスが変わってくる
俺はあの時の・・・
最後の長田での族の全滅を見て
お前には勝てないって思った」
瀬戸「・・・」
筆者の中で・・・思い出してた。
あの時に見たたった一人で全てを
やって進んで行く姿を・・・
野田「強い弱いっていうのは
この2人に話してからにしてくれ
俺は・・お前の高校卒業してから
の8年間を教えてやってほしい。
一人で全部背負って生きてきた
お前の人生をこいつらに・・・
今・・・話をしてやってほしい」
瀬戸「知りたいと思ったら・・・
2人が卒業する時って思ってるが
そもそも2人は聞きたいのか?」
瀬戸さんが僕らに聞いてきた。
僕らは先生が瀬戸さんの話を
聞かせたいと今初めて聞かされた。
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