その日の夜・・・
野田「・・・って事や。
せやからお前時間を
作ってやってくれや」
瀬戸「あん?マジかいや」
先生は瀬戸さんとスカイプ
で話をしていた。
野田「認めてやれとは言わない。
ただ中学生の時とは違ってきてる
守と司はロバートじゃあない。
瀬戸はやっぱりだぶらせてしまう
かもしれんけどあいつらは違う。
個人としてみてやってほしい」
瀬戸「・・・俺が見る必要はない。
それに簡単に帰れる時間は作られへん。
そうやな・・・来年の春やな。
卒業だけは見に行ってやるぐらい」
野田「やっぱりな。・・・わかってる。
だからよー。こっちから行くわ」
瀬戸「・・・ん?なに?」
野田「瀬戸の家でっかいやろ?
昔と違ってちょうどええねん。
せやからそこへ泊まりに行くわ。
俺と守と司の3人よろしく~」
瀬戸「ふっ・・・はははっ。
わかった。来るんやったら来い。
ただ俺は変わらずずっと仕事してる。
相手するんは仕事終わってからや
それ以外は勝手に時間を潰せよ」
野田「あぁ。それでいい。
こっちが勝手にいく。じゃあ
俺は手続き進めるからまた後日
いつから行くか連絡するわ」
瀬戸「わかった。じゃあな」
野田「さてと・・・」
先生はすぐに動いていた。
そして翌朝日課をこなし帰って
バイトに行く前に携帯を見ると
先生からメールが入っていた。
司「えっ?マジで?マジ?」
「去年の断食達成の褒美として
4月1日から4泊5日でドイツの
瀬戸の家行くから。パスポートを
ちゃんと用意しといて。みんなには
これ内緒で行くから秘密やで~」
メールの宛先を確認すると
守君にも送信されていた。
とりあえずバイトに行って
休憩時間に守君に連絡をした。
守君も驚いていた。
みんなに秘密なので戸惑った。
司「とりあえず行くよね?」
守「行くしかないやろ」
僕らはワクワクしていた。
先生に行きますとメールをして
バイトには海外旅行に行くので
迷惑かけるが休ませてもらう。
そしてあっというまに
4月1日がやってきた。
三宮で待ち合わせをして
関空行きのバスに乗り1時間。
空港についてチケットを手配し
フランクフルト行きの手続きを
終え出国手続きを終えた。
司「ドイツって何時間ぐらいで
つくもんなんですか?」
野田「半日。12時間ぐらい」
守「けっこう長いですね」
野田「初日は疲れるよなー。
司は英語話せるん?」
司「無理ですっ」
野田「簡単な言葉連発しとけば
だいたい通じるから安心しろ。
英語は勉強しとっていいぞ」
司「はいっ」
時間になって飛行機に乗る。
そして各自12時間を潰して
フランクフルトへ到着した。
僕達3人はすでに疲れていた。
やっぱり12時間はきつい。
0 件のコメント:
コメントを投稿