第1497話 2年連続

2025年9月24日

第52部-ドイツ旅行-

t f B! P L
春休みに入って僕達は
またあのツアーが入った。

そう・・・あの・・・
選択決断旅行だ。

先生と父さんと清人さんの
3人の大人がついてくる。

去年と同じように集められ
今年は僕達と魂輝君が入った

みんなウキウキしていて
一年生はどんな旅行かは
知らない。

守君も魂輝君には教えずに
当日を迎えていた。

そしてバスに乗り・・・
アンケートが始まり去年の
僕らと同様に1年生は
驚愕していた。

豪華食事ツアーか断食か。

ブーブー周りが騒ぐ中
僕と守君は去年と同じく
断食を選んでいた。

アンケートを回収して
途中のバス休憩の時・・

野田「司。守。ちょっと」

僕達は先生に呼ばれた。

なんで今年もまた同じのを
選んだのかを聞いてきた。

野田「去年達成してるから
今年は食事選んでいいぞ?
それでも今年の達成者の
みんなと行く旅行は一緒に
連れてくようにするよん」

守「いやー。俺はいいです。
自分の意思で選んでるので」

司「僕も。ダメになった時は
食事を選びますから」

野田「無理しなくていいぞ。
去年の2年と一緒に旅行も
行ってないんやしさー。さすがに
せっかくの最後の旅行やから
楽しめる方選んだらいいのに
と・・・思ってるんやけど」

司「心遣いありがとうございます」

食事ツアーが楽しいのは
去年見てきている。

だけど・・・なぜか僕は
断食をもう一度経験したかった。

それから断食組は誘惑に誘われ
脱落する者もいて一人が脱落を
すれば雪崩式に脱落していく。

脱落しても悪い事ではない。
元々脱落しやすい環境だし。

最後に残ったのは僕らと魂輝君。
そして数人の2年生だけだった。

司「ふう。辛かったぁ~」

守「やっぱりこれは精神的に
やられてしまうよな」

魂輝「おかゆ美味しいです」

司「なんで魂輝君は断食を
選んだの?よく耐えれたね」

魂輝「守が選んでたからです。
さすがにきつかったですよ~。
あっちの料理は全部毒入りって
想像できてなかったら無理でした」

さすがに魂輝君は強かった。
毒入りと思うのは考えつかなかった。

誘惑をしてくる連中を無視して
我慢して達成していた。

そして2年目の選択決断旅行も
終わり僕らは無事に帰った。

解散集会が終わった時に
僕と守君は先生に呼ばれた。

野田「今年もやりきったな。
なんでなんや?特典ないのに」

司「なんででしょうか・・・
去年の自分に負けたくないって
いうか・・・そんな感じです」

守「ダディがやってるのに
負けたくなかったって感じ」

野田「そうかぁ。さすがに
2年連続やれたのは2人が
初めてやねん。なんかな・・・
やられたって感じやわ。
お前らすごいわ。おめでとう」

司「ありがとうございます」

守「ありがとうございます」

野田「まだ春休みはあるから
予定ちょっと空けといて。
どうなるかわからんけど・・
また連絡するから」

守「なんかあるんですか?」

野田「うーん。今はまだ・・
どうなるかわからへんから」

何か意味深な事を言っていた

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