司「大学・・・かぁ」
行きたい訳じゃあない。
大学に行きたいけど理由が
あって行けない訳でもない。
ただ僕は・・・
司「どうしたいんだろ・・」
大学に行ったその先は
何があるのかわかんなかった。
やりたいことがある訳じゃない。
こうなりたい。ああなりたいとか
そういうのも特に無かった。
先生に相談のメールを送った。
ちょっと時間をとってもらって
大学の事で相談をしたいと・・・
ブブーーッ・・・ブブッー
先生から返事が来た。
司「・・・えっ?」
先生から返ってきた返事は・・
「それは父さんに聞きなさい」
司「父さん・・・か。いるかな」
僕はリビングに降りた。
母「どうした?」
司「父さんは・・・まだ?」
母「今日は会議あるってさ。
夜遅いみたいやけどどうしたん?」
司「いや・・・ちょっと。
メール送っといてもいいかな?」
母「あかん訳はないと思うよ。
大事なことやったら送っておき」
司「うん。ありがとう」
僕は父さんにメールを送った。
その頃父さんは・・・
父「あの野郎・・・」
峰「どうしたんや?」
父「野田がな・・・
自分でやらんと俺に
振ってきやがった。
司が大学行くか
悩んでるからよろしく。
って・・・」
小宮「はははっ。そうか・・・
もうそんな歳になるんやなー」
峰「大学なー。行くべきやろ。
ただ目標見つからん時期ちゃう?」
小宮「そうやろうな。なんで大学に
いかなあかんねんって年齢かもな」
父「あっ。またメール来た。
今度は・・・司からや」
峰「おっ?なんて?」
父「相談したいことがあるので
夜帰ってくるのが早い日で大丈夫
な時を教えて下さい。って」
小宮「必死やな。マジで悩んでる
感じちゃうんか?」
父「・・・あぁ。そうみたいやな。
困るわ~。とりあえず明日って
送っておくかな」
峰「死神の経験で話をしてやれば
いいんちゃうか?夜間大卒の」
父「ええんかな・・・4大卒の
そっちに頼みたい話やけどな」
峰「卒業すれば一緒や。
可能性は広く与えてやれるのは
死神だけやろ」
父「・・・どうやろうな。
それにあいつこの前司の
彼女とファミレス行った領収書
勝手に俺の名前で切ってやがって
ファミレスやのにやたら頼んで
高いねん。犯罪気味やねん」
小宮「司の彼女やったら
そうしてもおかしないやろ」
父さんから返事が帰ってきた。
明日なら大丈夫だと・・・
なので翌日に約束をした。
そして翌日の夜僕はリビングで
父さんの帰りを待っていた。
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