理子「あーあ。今日はなんか
勉強なったなー。色々考えたよー」
司「そうやね。先生って考えさすから。
理子は慣れてないから余計やと思う」
理子「だけどさー。頭いいよね?
あの先生。なんか違うかった」
司「相手のレベルに合わせて
話をしてくるからね。難しい時は
難しい話をしてくるよ」
理子「えっ?そうなん」
司「うん。僕の時は太極拳の時は
難しい話してきてたから」
理子「え~。そんなんある?
学校と全然違うやん」
司「違う違う。一緒じゃないよ。
十人十色でやってきてる人やから」
その後理子とは先生の話をしたり
その後は学校の事で話をしてた。
そして理子とは別れ数日が過ぎ・・
正月を迎え新年を迎えた。
僕は理子と初詣に行き
僕の家と理子の家に行ったり
守君の家でパーティをしたりした。
守君は彩ちゃんと会ったりしたりで
色々と充実していたみたいだった。
もうすぐ高校3年生になるにむけて
色々話をしたりしていた。
そして成人式が終わった
翌日の火曜日に分家の
2年生だけが学習塾に集められた。
内容は「進路についての指針」
実際みんなはまだそういった事は
考えていない感じだった。
だから「何を教えてもらえるのか」
を知りたく基準としておきたかった。
先生「おー。みんなお疲れさん。
もうこんな時期なったんやなー」
全員席について座って聞く。
先生「さて、留年する奴おらんよな?
これからお前らが3年になるにあたって
進路って決めていく必要がある。
それはどっかで構えておかないと
いけないことだから早めに教えとく。
いいか?なんかある?」
憲吾が手を挙げた。
憲吾「今決めるもんなんですか?
職業早めに決めた方がいいとか?」
先生「いや。そうでもない。
早く決めたからいいとか関係はない。
職業はまだ決める必要はない。
社会をわかってへんから決めるのは
なかなか思ってたと違うとこあるから
ただ選択肢を早いうちからいくつか
持っておいた方がいいだけ。
それに俺が今からみんなに話すのは
大学に行くか行かないかや」
少し会場がざわついた。
そこが大事なのか?と。
僕は黙って聞いていた。
先生「いいか?俺はみんなの知っての
通り大学は卒業してる。だからといって
大学出て特別な部分ってのは実際はない」
守「ないんですか?」
じゃあ行く必要はないのか?と思った。
先生「あぁ。無い。現実的にはな。
ただ俺の場合は憧れた人達が大学へ行った。
その人達に追いつく為に大学出ただけ。
そこで専門的な授業を
学んで必死に単位をとって
卒業しただけ。簡単に言えばな」
周りがシーンとした。
行けばいいのか行かなくて
いいのか惑わされていた。
守「行っても行かなくても・・・
どっちでもいいって事ですか?」
先生「違う。行け。行けるやつは
基本的に行け。守は絶対に行け」
えっ?どういうことだ?
さらに全員が戸惑った。
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