第1488話 優柔不断

2025年9月11日

第51部-早期進路指導-

t f B! P L
司「お疲れ様でしたぁ。
お先失礼しまーっす」

9時になり僕はバイトが終わり
理子に会おうと思い
「今からいっていい?」メール
を送った

少しして返事が帰ってきた。

「今日はファミレスで会わない?
話したい事があって」

司「・・・変なの」

サイゼリヤで待ってると返事を
して僕は先に行って待つ事にした。

いつもは10時頃に理子の家に
行って僕は帰ってご飯食べて
風呂入って理子の家に行ってた。

ファミレス指定されたのは
なかなか無いので少し引っかかった。

理子がPCXですぐにやってきた。
理子も店の中で僕に気づいた。

理子「お疲れー」

司「お疲れさまー。なんか食べる?」

理子「ううん。いい。食べてきてるから
司はバイト終わりやろ?食べてよ」

理子はなんかふっきれていた。

司「いい?ごめんね」

適当にご飯とドリンクバーを頼んだ。
そして理子が話をしだした。

理子「司。あたしね。
今日司の行ってる所の
先生って人と会って話ししてん」

司「えっ?先生と?なんで?
えっ?ちょっと待って。なんで理子が
先生と知り合いやったっけ?」

僕は少し動転した。
先生と理子は顔見知り程度だったから。

理子「違う。あたしが話しかけてん。
ちょっと相談乗ってもらってんな。司の」

司「そうなんや。びっくりしたぁ。
でも珍しいね。理子から話しかけるって」

理子「うん。司がその先生から悪影響を
受けてると思ってたから辞めてほしい。
って事を言いたかったんやけど・・・」

司「あー。悪影響かー。
確かにそうなっちゃうよなー」

理子「それでね・・・」

理子はそれから先生とどんな話をして
どんな事を言われたのか説明してくれた。

司「・・・なるほど」

理子「司にももうすぐしたら
話をするって言ってたけど
司は前に大学行かないって
言ってたやんか」

司「うん。行く気はない」

理子「じゃあ行かない方向で
考えてていいんやんね?」

司「それはまだわかんない。
今その話を聞いて判断と問題解決の
答えを出す力が変わるなら行くだけの
価値はあるような気はする。

先生から直接その辺りの話を
聞いてから答えを出したいとも思う。

親に頭を下げてお金を借りてでも。
でも今は行く気はない」

理子「なにそれ。優柔不断じゃない?
司ってそんなんだったっけ?」

司「まだ学生だから。悩んでいいやん。
先生が言ってた通り僕にはまだその決断
が正しいかどうかがわかんないから。

ただ今理子がその話をしてくれて
なかったら僕は行かない考えのまま
だった。知らないから」

理子「へぇ~。でもそうやんね。
うん。なんかわかった」

高校生の間は悩んでもいい。
その悩んだ中で選んで進めばいい。

司は司なりにそういった
答えを持っていた。

色々な変化していく環境の中で
対応していくことが必然と
なっていたから。

ただ司の中では自分の事で
お金をかけてもらうのなら
京美に使ってほしかった。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ