それからはまたバイト。
クリスマスを休んでるので
他の日は休めていなかった。
理子は理子でバイト。
同じように休めていなかった。
僕はバイトが終わったら
学校のみんなと忘年会したり
道場のみんなと会ったりして
忘年会をして時間を過ごしてた。
そして・・・理子は・・・
理子「あっ・・・あの人」
野田「これで買い物終了かな。
なんも買い忘れないよな?」
生徒「ないない。これで全部。
そんでどんな鍋すんの?」
野田「それはお楽しみや」
中学生達と一緒に買い物に
来ていた先生を見つけた。
理子「確か・・・司の・・・」
理子は先生の方へ向かっていった
野田「ん?」
理子「こんばんわ」
野田「はい?えっ・・・俺?」
先生は覚えていなかった。
生徒「うわぁ。浮気やこれぇ」
野田「待て待て。ちょっと待て。
なにこれ。えっ?知らんし」
生徒「浮気する人って知らんって
ドラマでもよく言ってるよ」
野田「こらこらこら。
追い詰めるな。中学生が」
理子「あの・・・司の・・・」
野田「司?司って・・・あー。
はいはい。ってことは理子ちゃん?
・・・だっけ?」
理子「はい」
野田「よかった。おーい。お前ら
この子は高校生組の・・・」
生徒「これって奥さん怒るよね。
浮気ばっかしてるってマジとは
さすがに思わなかった」
生徒「中学生に浮気の現場見せる
とかこれも指導なんかな?」
生徒達はひそひそ話をして
おもしろがっていた。
野田「今は・・・無理か。
で?どうしたの?」
理子「あの・・・うっ・・・」
理子が突然泣き出した。
野田「ちょっと。どしたん?
なんで?なんで泣くの?」
生徒「うわぁ。もしかして
妊娠さしてるとか?」
野田「えっ?マジで?
それはほんまにあかんやつや」
理子は首を横に振っていた。
理子「ちょっと・・・話を
聞いてほしくて・・・」
野田「えっ?と言われても」
生徒「大事そうやから・・・
こっちはこっちで料理しとくけど
ちゃんと話しした方がいいと思う」
野田「うん?うん。なんか・・・
そっちの方にもってかれてる気が」
生徒「今後の事とか・・・
親のこともあるやろうし」
意味合いが少しおかしいが・・・
生徒とは後で道場で合流すると
話をして理子と一緒に喫茶店に入った
野田「ふぅ。ちょっと落ち着いて。
さっぱりわからんし焦る」
理子「すみません。ご迷惑を
かけてしまって」
野田「司と・・なんかあった?
やっぱり妊娠してしまったとか?」
理子「いいえ。それは違います。
ただ・・・」
野田「ただ?」
理子は落ち着きを取り戻した。
そして先生にこう言った。
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