司「あんまり会う時間も減って
るからこういう時ぐらいは
時間の価値を上げておこう。
っていうのを父さんに聞いて
理子「司のお父さんが?」
司「うん。ほら状況っていつも
変わるから理子と一緒にいれる
時間が多い少ないで価値を変えて
いかないと女は不安になるぞー。
って言われたりもした」
理子「不安はなるね。
司ちょっとモテてるから」
司「モテてないよ。理子の
方が相変わらずモテてると
思いますけどー?」
理子「なによー。それー」
緊張もほぐれそれから理子と
高級な料理を食べて家に帰った。
帰ってから理子の家に行って
プレゼントを交換した。
12時になったので帰る。
理子の親に挨拶して帰った。
司「んー。明日からも頑張ろ。
もうすぐ今年も終わりかぁ」
今年ももうすぐ終わる。
気がつけばもう高校2年。
中学で守君と出会ってから
何もしてこなかった自分の
今とを比べて考えた・・・
司「積み重ねの違い・・・
かな」
楽しい事よりも辛いことの
方が多かった。だけど何も
してこなければ何も得れて
いないことも感じてた。
もし僕が何もしてこなければ
何もせずに月日だけが過ぎて
しまっていることにさえ
気がついてはいなかっただろう。
司「残り1年ちょっとかぁ。
もうちょっと・・・あっても」
高校生活が後1年で終わると
思うと正直少しさびしくなった。
進路も何も考えていないけど
どこかで考える時も来るのだろう
そんな事を考えて歩いている内に
家に帰ると母さんがリビングで
父さんと一緒にテレビを見ていた
司「ただいま」
母「お帰り。どうやった?
高い中華料理のお店は」
司「雰囲気に負けたよ。
高校生の行く場所じゃなかった」
父「理子ちゃん喜んでた?」
司「こんな高い店無理せんで
いいよ。って心配されたよ」
母「そうやろうね~。高校生が
無理して連れていくとこちゃう。
だけど嬉しかったとは思うよ」
司「そうかな?よくわかんない」
母「私の為に。ってのが伝わる。
無理してくれてありがとうって」
司「そうなのかな?」
母「そう。伝わってるよ。
理子ちゃん感性高いから」
母さんはせんべいを食べながら
だったけど自信ありげに言ってた
僕にはよくわかんないけど
そういうならそうなんだろう。
理子を小さい時から見てきてるのは
母さんも一緒だから。
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