理子「ねーねー。どうだったの?」
司「なにが?」
理子「バレーしかないやん」
司「決勝で負けた。ボロ負け」
守「3点しかとれんかった。
つーかそっちはどうやった?」
理子「つまんなかったかなー。
思った以上に。ありきたりで」
司「そうなん?意外やわ」
理子達からは文化祭の話を聞いた
そして僕達は1回戦からの話を
して終わった頃は6時半になってた。
理子達とは駅まで行って僕らは
そこから神戸駅へ移動した。
7時に打ち上げとなるお店へ
行くともうみんなテンション高めで
集まっていた。
いつも通り貸切だった。
人数が多いので3ヶ所で
貸し切って集まっていた。
美和「お疲れー。沢田君。宮根君。
こっちきたらー?」
守「お疲れー。いやええわ。
遅れてきたからここでええ」
美和「ちょっと。なんでよ。
沢田君そんなとこあかんやろ」
守「いや。ええやろ。どうせ
後で席移動しだすやろうし」
美和「あかーーーん」
みんなテンションが高かった。
数分してから先生がやってきた
野田「よっ。みんなお疲れ。
とりあえず乾杯や。結果とか
後から発表していくからなー」
かんぱーーいっ。
先生がとりあえず乾杯させる。
飲むのはジュースだったけど
公の場だからしょうがなかった。
みんなで今日の事を話していく。
みんな今日までに色々あったみたいで
やりきったからか普段より口数も多く
こうやって話すのが楽しかった。
1時間ほど過ぎて先生が来た。
僕達はバレーの話をした。
野田「それは大変やったな。
だけど今回初めてやったやろ?」
守「なにがですか?」
野田「普通の大人と交じるの。
その上で勝つっていうこと」
守「確かに・・・そうですね。
でもそれが意味あるんですか?」
野田「うん。守と魂輝には特に。
自分達だけじゃどうにもできない
っていう事は世の中は多くてな。
普通の人と共存したりどう使って
いくかっていう経験足りてないから
他のみんなは小さい頃から太極拳で
老人と交じったりしてるからその
あたりは大丈夫なんやけどな」
守「経験・・・そうですねー。
最初は全然わかんなかったですし
結局自分が上手くならないと相手も
わかってくれないって思ったしそう
なったらなったで頼られてたし」
野田「司がバランスとってたって
聞いてるけどね。司がいなかったら
まとまってなかったんじゃない?」
守「司を見て学んだとこはある。
そうやって相手との距離縮めるんか
っていうのは確かにありました」
野田「司は守と魂輝のできる事は
なかなかできないけど1割ぐらいは
守と魂輝の苦手なとこできてるよ。
色々と・・・いい経験になったろ?」
守「そうですね。まさかそこまで
考えて俺らにバレーを?」
野田「まっさかー。たまたまや。
でも守と司と魂輝の3人でどこまで
できるんか見たかっただけー」
守「ひでぇ・・・」
そうして夜も更けていった。
みんな1次会が終わっても返らずに
翌朝までオールして楽しく過ごした。
たった3ヶ月だけだったけど・・・
優勝まではできなかったけど・・・
期間の限られた努力ってのを経験した。
そして僕達は普段の生活に戻った。
第50部-強制的バレー 決勝編- 完
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