得点は3対24。
相手のマッチポイントだ。
守「ふー」
司「まだいける」
魂輝「かかってくるです」
僕らは相手を睨む。
ママさん達はげんなりしてた。
杉野「まだ折れてないか?
この状態で折れてないのは
さすがやな。褒めてやる」
相手はローテーションして
杉野さんのサーブだった。
杉野「ほれっ」
杉野さんは軽くサーブを
増山さんの所へ打ってきた。
司「ここでそんな事する?
いやらしい・・・ほんと」
心の折れてる方へ狙う。
しかも軽いただのサーブ。
変な緊張が走るからミスが
起きやすい方を狙っていた。
増山さんはなんとかレシーブ
をして僕の所へ上がった。
司「これが最後かなぁ」
このトスが最後のトスに
なるかもしれない。
なら・・・僕は・・・
迷わず守君にオープンで高く上げた。
トンッ・・・
レフトからセンターへトスをする
回転のかかってない綺麗なトスが
ここでやっと上げれた。
司「最後は好きに打ってよ。
真正面から・・・叩いてあげて」
ここまで変なトスばかりだった。
最後ぐらい・・・ちゃんとアタック
させてあげたかった。
守君にブロックが3枚つく。
守「1回ぐらいやったら・・・
最後ぐらい飛んだるわっ」
守君は深く沈み高く飛んだ。
ブロックよりも高く飛んでいた。
綱吉「たっけぇ~。
今まではブラフ・・・か?」
綱吉は見誤ったか考える。
だけどブラフとは思えなかった。
こうやって考えるには訳がある。
次の行動に備える為に考える。
三井「これは来るな。
スパイク来るぞぉ」
バチイインッ・・・
ストレートに打った。
そこへ三井さんが走ってた。
ダンッ・・・ドンッ・・・
三井「つっ。任せたぁ」
三井さんが飛び込んで
レシーブした。ボールは落ちてない。
高くだけあげていた。
守「拾われたか。さすが。
司ぁ。悪ぃ。もう飛べん」
上がった球を持元がセッター
へ返していた。
綱吉はトスで構える。
杉野「綱吉。どけっ」
綱吉「うわっ」
杉野さんが中央へ
走ってきた。
司「あかんっ。遅れた」
守「くそっ・・・」
僕は遅れて追いかける。
守君はしゃがみこんでいた。
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