第1469話 違和感

2025年8月15日

第50部-強制的バレー 決勝編-

t f B! P L
三井「ぬおおああっ」

三井さんは体を捻り込み
真っ直ぐ左でストレート
にスパイクを打ち抜いた。

守君より高く飛んでいて
なおかつ守君が腕を横に
伸ばしブロックしていた
裏をかいて正面へ打ち込んだ

司「ちょっ・・・」

間に合わない。でも・・・
落としたくもない。

ダッ・・・バシンッ・・・
ドンッ・・・

守「いってぇ~。なんや」

僕は足を伸ばしてボールを蹴った。
ボールは守君の体にあたって
相手コートへ。

司「ごめん。必死やった」

三井「へー。すげえなぁ。
守備力は高いんやなー」

杉野「感心しとらんと。
ちゃんと決めろよ」

相手はさすがに動じない。
ただ返されたというぐらいしか
認識していなかった。

相手チームはレシーブをして
普通にセッターに返してた。

司「いかん。正攻法や。
備えて。みんなぁぁ」

全員勝手に思っていた。
レシーブを高く上げてくると。

杉野「もう遅いって」

間をずらされた。
ライトへ綱吉が飛びAクイックで
合わせていた。

そこへ綱吉がフリーで打つ。

バシイッ・・・ドンッ・・・

魂輝「上がったですよ~」

誰もいないとこだったのに
魂輝君が動き拾っていた。

周りから歓声が起きていた。

綱吉「タマぁ。タマおったか。
タマはひっかからへんなぁ」

徹底して魂輝君のいない方へ
打ってきていたがローテーション
をして位置が変わっていたのを
綱吉は忘れていた。

上がった位置に増山さんが入り
守君へトスを高く上げた。

ブロックは当然3枚つく。
守君に上がるという選択肢しか
なかった。

三井「確率が高いので来るのは
当然やからな。まるわかり~」

杉野「みんなわかってたやろ」

守「うるさいな~。もう」

守君は狙ったようにタイミング
を合わせてアタックをする。

三井さん達は覇気のない守君の
アタックの雰囲気に違和感を
感じた。

一番外側の三井さんが手を引く。

守「えっ?マジかいや」

守君の弱いアタックが相手
コートへ入っただけだった。

ブロックアウトを狙ってた。
なのにブロックされてなかった。

三井「なるほどな~。覇気ない
くせに集中してたんはそれか。
狙ってたんやな」

末次にレシーブで拾われた。
そして攻撃はまた相手側へ。

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