多田「あの。司君?守君?
あたしらここまで来れるとは
思ってなくてそのー」
桐谷「もう1試合あるの」
司「ええっ?マジですか?」
守「なんで?優勝じゃないん
ですか?じゃあこれなに?」
多田「Aブロックの優勝。
それでBブロックの優勝チーム
と代表決定戦で後1試合」
司「ブロック?これ
ブロック戦なの?」
守「参加チーム少ないと
思ったけどママさんバレー
ってこんなもんと思ったのに」
まさかの・・・ブロック優勝。
優勝チーム同士でもう1試合
あるなんて・・・誤算だった。
魂輝「守も司ももう限界ですよ
さすがに辞退するべきです」
守「そだなー。そうしよう。
目的は果たしてるし」
司「さっきの試合で
やりきったよねー」
僕らはあっさりとしていた。
しかし・・・
多田「あのー。できれば・・
あたしらやってみたいんやけど
・・もうこんなチャンスないし」
増山「司君達は無理やったら
立ってるだけでいいし・・・」
桐谷「司君達おらへんかったら
人数足りないから・・・」
木塚「もう少しだけ・・・
このチームで長く続けたいし」
この人達はやりたがってた。
僕達はもうやりたくなかったのに。
司「僕はもう飛べませんから。
レシーブだけでもいいですか?
それだったら出ます」
守「俺も一緒です。レシーブしか
できることは無いですけど」
多田「うん。それでもいい。
代表戦に出てやってみたい」
守「タマ。まだ大丈夫か?」
魂輝「僕は大丈夫です」
魂輝君の腕は真っ赤になってた。
だけどやれると言うのだから限界
まではまだ達してないのだろう。
司「相変わらず化け物だね。
運動神経も体力もすごすぎやわ」
守「タマ頼りやからな。
タマおらんかったら余裕負けや」
最後は思い出参加で出る事に。
ただ僕らは人数も少なく途中棄権
する可能性もある事を伝えた上で
参加することにした。
観客のこともあるから。
最後の代表戦になるとみんな集まる
そしてBブロックの優勝チームは
僕らの試合よりも早く決まってて
今こっちに向かっているらしい。
その間に僕らは休んで先生に
メールで報告してその後は
ママさん達を中心にやると言った
作戦をいくつか立てていた。
15分後・・・周りがざわつく。
どうやらBブロックの優勝者達が
やってきたようだ。
守「じゃあ・・・いきますか。
先に挨拶でもしときましょう」
お互い代表チーム同士だ。
試合を始める前に挨拶ぐらいは
しておきたかった。
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