4番「君達高校生?
なんかすごい強かったよ」
守「どうも。そっちの方が
断然強かったですけどね」
5番「でも負けたから。
こんなとこで負けるとは
思ってなかったんやけどね」
6番「全員レギュラーで
やるべきやったと思う」
司「全員レギュラーなんかで
来られてたらこっち戦えない
そんなん勘弁してください。
だいたいそんな強かったら
こんな市民大会無視したら
いいと思いますけど?」
4番「この大会でないと
戦えないのがおるから。
体力全快でいきたかった」
7番「それより・・・
もう限界じゃない?
これで代表戦やれるの?」
司「代表戦?なんですか?」
守「優勝で終わりでしょ?」
4番「何言ってんの?
代表戦あるからこの大会に
わざわざ出てきてたのに。
あのにっくき相手・・・」
ピンポンパンポーン・・・
突然放送が始まった。
「えー。ママさんの部屋は
本部まですぐに来て下さい。
繰り返します。ママさんの部屋は
本部まですぐに来て下さい。」
司「呼ばれたよ?」
守「表彰式のことかな?
すいません。僕らそろそろ」
福田クラブを後にして去った。
荷物を持って本部へ向かった。
4番「あの子ら・・・
もしかして知らんのかしら?」
5番「なんかそんな感じやね。
この大会出る目的は皆一緒やと
思ってたんやけど・・・」
7番「来年・・・来年は
レギュラー全員で戦おうよ」
6番「うん。そうすべき」
福田クラブも荷物を片付けて
その場を去っていった。
僕達は本部席に着いた。
本部「おめでとうございます」
守「ありがとうございます。
これから表彰ですかね?」
本部「えっ?違いますが」
本部はキョトンとしていた。
僕らはその態度に戸惑う。
司「もしかして表彰式って
ないんですか?」
本部「ありますけど・・・
それは代表戦の後ですよ」
守「代表戦?」
司「なんですか?それ。
試合って3試合ですよね?」
なんか嫌な予感がしてきた。
守「トーナメント表でも
8チームしかないじゃない
ですか。3回で優勝でしょ?」
司「そうそう。最初から
3試合で終わりじゃないですか」
僕らは本部に文句を言ってた。
さっきの福田クラブみたいに。
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