4番「リベロはレシーブ
しかしたらあかんでしょ?
このルールブックでも
そう書いてるじゃないですか」
審判「そうなんですけど」
7番「今のは無効です。
相手の反則じゃないですか」
怒りながら審判に詰め寄る。
僕らは突っ立って見ていた。
審判「落ち着いて下さい。
こっちも最初そう思いました。
でも参加資格を読んで下さい」
4番「どこ読むんですか?
どこにもリベロはアタックしても
いいなんて書いてませんけど。
リベロ登録してんでしょ?」
司「書いてますよ」
ここまでの読者は48部の
1419話を読み直して欲しい。
桐谷「人数登録は9人までやって。
交代の制限は特に無いみたい。
9人の場合はリベロを1人登録
しないといけないみたい。
まぁうちらは7人やからリベロの
登録は別にいらないってさ」
司「僕らは7人しかいない。
1人にリベロの服着させてるけど
リベロの登録はしてませんから」
守「だからサーブも
打ってたでしょ?ルール内での
プレーだから反則じゃあない」
審判「そういうことです。
福田クラブは9人いますから
リベロ登録は必要ですけど・・
ママさんの部屋は7人なので
それとリベロ登録してません」
長年バレーをやっている人なら
瞬間でもそう思い込むだろう。
リベロのアタックは反則だと。
打ってくるとも思ってないだろう
僕達はその思い込みを逆手にとった
4番「そんなん・・・汚いわ」
司「バレーは汚いですから」
守「審判。どうなりますか?」
審判「ただいまのセットは
15対7でママさんの部屋の
勝利です。よって2-1で
ママさんの部屋の勝利と致します」
桐谷「やったぁ。勝ったぁ」
守「ふー。疲れたぁぁ」
司「あー。きつかった」
僕らの勝利が確定した。
それを聞いて僕らは力が抜けた。
お互いにコートで整列をして
挨拶をしてベンチへ戻った。
司「優勝できてよかったー」
守「あぁ。ええ燃え尽き方や」
魂輝「これで終わりですか。
なんか物足りないですね」
荷物を片付けている時に
福田クラブのメンバーがこっち
へやってきた。
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