6番「今のうちに点とるよ。
取れる時にとっとかんと」
司「そうそう。そやねー。
取れるうちに取らないと」
6番が勝とうとしてる気に
なっているのがわかった。
こうなるときついなぁ。
もうちょっと遅れてから
本気になってほしかった。
それから5分して・・・
攻撃手段を持たない僕らは
粘るが点を取られていた。
気づけば得点は
1対12になってた。
そして・・・
水谷「すいませーん。
通してくださーい」
司「ん?なんだろ?」
相手チームに3人のおばさん
達がやってきた。
6番「水谷さん達・・・
やっときたの?よかったぁ」
そのまま試合は進む。
今来た水谷さん達は経過を見る
水谷「あれ?勝ってるやん。
1対12って余裕じゃない?」
金子「あー。でも1セット目
とられてるよ?」
小野「佐々木さん(6番)の
言う通り強いってことかな」
3人はアップを始め出す。
僕はそれをずっと見ていた。
司「んー。なんかまずそう。
手の内隠されてたのかな?」
点は取られ続け気がつけば
1対17になっていた。
ブーーーーーッ・・・
福田クラブがタイムをとった
水谷「佐々木さーん。ごめん
車がちょっと渋滞しててー」
6番「水谷さん。良かったぁ。
これからすぐに出てほしい。
小野さんも金子さんも」
金子「うん。わかった。
けどあたしら出るまでも
なくない?点差開いてるけど」
6番「ううん。ダメ。
あたしら第1セット20点まで
行ったけど途中まで完全に
抑えられてたから。レギュラー
が出て実力差見せつけたい」
水谷「・・・わかりました。
次の試合のウォームアップの
為にも体動かしておきます」
金子「うん。じゃあ予定より
早いけど。行こう」
6番「あたしは一旦ベンチに
下がらせて。ほんと疲れた」
小野「うん。休んでて。
代わりにあたしがやっとく」
6番「お願いします」
そして僕達の方は・・・
司「このセット捨てましょう」
多田「ええっ?なんで?」
僕はこのセットは放棄
することを提案した。
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