6番「おっけー。どんどん行こう
まずは同点。同点までいくよー」
魂輝「そうくるですかー」
司「ほぼフリーで打てるのにね。
あんま意味のない事するなぁ~。
でもここまでよく気づかれずに
やってこれたんじゃない?」
魂輝「そうですね。さすが決勝です。
ここからは精神使う必要あります」
得点は4対1。
サーブ権は移動して相手のサーブで。
相手はサーブに集中して打つ。
ドンッ・・・パサッ
無回転のサーブを打ってきたが
ネットにかかって失敗してた。
司「よっしゃああっ。ありがとう」
守「ありがとう~」
相手の失敗は素直に喜ぶ。
僕らにとって最も嬉しい1点だから
得点は5対1。
ローテーションして
僕も前衛へ上がる
サーブは桐谷さん。
相手コートへ入れる
だけのサーブ。
6番「さっきからずっと
あんなサーブ・・・あれで
こっちが崩れるとでも?」
レシーバーはきっちりと
セッターへ球を返す。
6番はライト方向へ走りだす。
セッターはバックトスで上げる。
そこへ6番が走りこんできた。
僕と守君がブロックへつく。
バシイッ・・・トンッ・・・
6番「うそ?なんで?」
司「お疲れ様でしたー」
僕と守君の方が高かった。
相手は移動してきているから
ジャンプ力は当然に落ちる。
僕らは球の上がった所へ
移動して待っていただけだ。
6番「今の動き・・・まさか
読まれていたの?だって・・
ブロード攻撃は初めてやし」
6番は迷う。そして考える。
僕らがたまたま止めたのか?
得点は6対1。
そしてまたこちらからサーブ。
いつもと同じくサーブを打つ。
そして同じくレシーブを拾い
今度は逆側へオープンで上げた
バシイッ・・・トンッ・・・
僕と守君の2枚で完全に防ぐ。
その場でのジャンプなら6番
以外ならブロックは楽だった。
司「っと・・・僕もそろそろか」
僕の足も限界が近づいていた。
足がつる事だけは避けたい。
6番「ブロックチームかぁ。
そんで動きは読まれてるか」
6番は僕らの動きを観察する。
そして偶然のようで偶然では
なく読まれていると判断した。
6番「タイムいいですか?」
相手チームがタイムをとる。
僕らはベンチへ戻って給水する。
0 件のコメント:
コメントを投稿