第1446話 戦い

2025年7月15日

第50部-強制的バレー 決勝編-

t f B! P L

 多田「えっ?どっち・・・」


司「そのままAで。桐谷さん待機」


多田「もう・・・どうにでもなれ」


多田さんは誰もいない場所に

低めの高さでトスを上げた。


6番「そういうこと・・・

ダメか。間に合わない」


そこへ守君が走りこむ。

低く上がったトスに合わせて

体は流れたままで空中で体勢を

整えて打ち抜いた。


ダンッ・・・トンッ


相手コートへ落ちた。

守君が2点目を決めてくれた。


司「・・・っし」


この2点目は大きかった。

これで相手は選択肢が増えたから。


6番「ブロード攻撃できるんだ。

あんまりうまくなかったけどね。

はいはい。みんな落ち着いて。

相手強いからねー。引き締めて」


得点は2対0。


また魂輝君はサーブを相手コート

へ入れるだけのサーブを打った。


レシーブをしセッターに返す。

セッターはAクイックで6番へ。


多田さんと桐谷さんが飛ぶ。

6番はまた上からスパイクをする


6番「違う。間違えた」


ドンッ・・・


そこには魂輝君が構えてる。

なかなか上手くは上がらないが

落とさないので点は取らせない。


落下地点へ僕が入り守君へ上げた

6番も桐谷さんをフリーにして

守君の方へブロックにきて3枚ついていた。


6番「この子・・・打つの?」


6番は守君から打ち抜いてくる

感じがしなかったので戸惑う。


守君はブロッカーの腕を狙う。

ただ3枚ついても意味がない。


バシンッ・・・トンッ・・・


ボールはコートの外へ落ちた。

ブロックアウトを狙っていた。


守「ふーーーー。しんど」


6番「この子・・・すごい」


得点は3対0。


ギリギリの攻防で3点取れた。

そしてまた魂輝君のサーブ。


レシーブでセッターへ上手く

返しセッターはまた6番へ。


多田さんと桐谷さんが飛ぶ。

同じく高さは届かない。


後ろに魂輝君が控える。

まっすぐ打ってくる体勢だ。


6番「今度は・・・」


バシイッ・・・トンッ・・・


多田さんと木塚さんの前衛と

後衛の間へスパイクを打たれた。


簡単に点を決められてしまった。

体勢の向きとアタックする時の

腕と手の返しで弾道を変えてた。


6番は多田さんと桐谷さんの

ブロックが6番に届いていないので

つい何度も上から打ち抜いていた。


腕と手を使うアタックはブロックを

かわす為に使う技術だったから。

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