第1439話 2セット目

2025年7月4日

第49部-強制的バレー 大会編-

t f B! P L
4番「なんなんよ。コレ。
あたしら・・・なんかさぁ
いいようにやられてない?」

4番はいらついていた。

基本的に弱いチームが相手で
いいようにやられてると人は
必ずムキになる。

ムキにさせられない訓練は
僕らは道場でさせられてるけど
スポーツマンはそんな訓練を
受けたりはしていないから。

5番「うまく言えないけど。
あいつらは難しいプレーをしてる
それには気づいてました?」

4番「えっ?」

7番「わからへん。オープンで
あげたり普通にしてるだけやん」

5番「いや。けっこうしてる。
下手って言えば下手やからなかなか
わからんけど下手やから見えへん。

俺もうまく言えないんやけど・・・
クイックとか下手なりにできてる」

4番「それはこっちも
できてるよ。あたしらの方が
上手く綺麗にできてるでしょ」

5番「そうですけどね。うーん。
なんて言えばいいんか・・・
その攻撃は無いっていう所で
その攻撃をしてきたりするから」

5番は感覚的な問題を話してた。
しかしそれが上手く説明できない。

そして僕らの方は・・・

司「いやー。相手強いねー。
さすが強豪っていうのわかるわ」

守「精度高いから困るわ。あれで
汚かったらこっちやられるわ」

魂輝「なぜか僕ばかり
狙われてます」

守「タマが女子から応援
されてるのに嫉妬
してるからやろ。

せやからこっちも
そういう風にタマの周り
あけてんねん」

司「他狙われたら危ないよね。
1回狙ってきてたけど守君が
拾えてなかったらこれから
狙われてたと思うけど」

守「そやな。あれは危なかった。
2セット目もこのまま行けたら
ええねんけどなー」

司「とりあえずさー。
メンバー代えよう。
守君目立ちすぎさせたから
増山さんと交代で。
増山さんセッターお願いします。

僕と桐谷さんでアタック
いきましょう」

2セット目の基本的な
打ち合わせをしてコートへ戻る。

相手は同じメンバーだった。

そして僕らの布陣は基本布陣。

ーーーーーーーー
 ○  ○  ○
 司  桐谷 木塚

 ○  ○  ○
多田 増山  魂輝

4番「あの子が下がった・・・
やった。やりやすくなった」

舞子エバンスの士気が上がる。
みんな少しにやついていた。

司「あれ?もしかして・・・」

守君が下がったからエースが
下がってチャンス。とか
思ってるのでは?

司「それなら・・・ラッキー。
増山さん一発目僕にAクイック
でお願いします。トス難しい
場合はオープンで」

増山「OK」

はっきり言って僕らのチームは
魂輝君がいるかいないかで戦力は
ガタ落ちするけど守君がいなくても
少しの間ならそんなに戦力は
落ちないからだ。

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