第1438話 ペース維持

2025年7月3日

第49部-強制的バレー 大会編-

t f B! P L
落下地点に守君が入って
ただ高く桐谷さんへ上げた。

桐谷さんは無理をせず相手
コートへフェイント気味に返す。

相手は球を拾いまた7番できた。

7番「とってみろやぁぁ」

また魂輝君の方を狙っていた。
今回も大丈夫そうだった。

5番「10番狙うな。他狙え」
※10番の背番号は魂輝の事。

守「ヤバイ・・・備えて」

守君が中央へまわってレシーブ
に備えた。

7番「ぐっ・・・」

バシインッ・・・ドンッ

スパイクは魂輝君を狙わずに
対角に打ってきたが・・・
守君が備えてたので拾った。

拾えたが球がライト側へ流れる。
落下地点へ木塚さんが入る。

司「木塚さん。オープンで
中央へ上げてくれればいいから」

この状況でアタックができるのは
僕しかいなかった。

木塚「司君。あげたぁ」

オープンで球は中央へきた。
正面にブロックが3枚・・・

僕はタイミングを合わせる。
ブロッカーも3枚合わせていた。
周りにはフォローで2人いた。

しかし僕は飛ばない。
飛ぶフリをしてタイミングをずらす。

1人のブロッカーはひっかかった。
残り2人は踏ん張り釣られなかった。

そしてすぐに飛びひっかかった場所に
向かって真っ直ぐ打ち抜いた。

しかしそこにはレシーバーが構えてた
レシーバーにきっちりと拾われた。

司「ちっ・・・さすがに
そううまくはいかへんか」

5番「こいつら・・・」

4番「この子ら・・・すごい」

5番が今度はトスを4番に上げた。
ブロックは僕1枚だけだったが。

バシイイッ・・・トンッ・・・

司「よっしゃああっ。止めたぁ」

1枚でシャットアウトした。
ジャンプ時のアタッカーの体勢で
打ってくる方向に100%の力を
乗せて打ち込んでくるだけなので
ブロックするのは楽だった。

止められてる方は気づいていない。

4番「なんでこんな止められるの?
たまたまにしても・・・」

ギリギリで体勢を変えられてたら
ブロック方向も悩むが・・・

得点は6対2。

完全にこっちのペースで進んでいた
そのまま試合は進んでいき・・・

トンッ・・・

司「桐谷さんっ」

バシイッ・・・トンッ

多田「やったぁ。とったぁ~」

第一セットは25対13で
僕らがとった。

4番「最後にあの子でアタック
こないなんて・・・なんでよ」

守君は早々に点をとる為に
頑張ってもらい使いすぎていて
目立っていたのでマークされてた

最後の1点は桐谷さんが
ノーマークだったので点が取れる
確率のある方に振る。

実際は点差もあったので
止められたとしてもそれを見せた
上で次の一手として守君を使って
トドメをさしてもよかった。

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