第1437話 強豪の本気

2025年7月2日

第49部-強制的バレー 大会編-

t f B! P L
トンッ・・・

ボールはレフトへ平行で上がる。
Bクイックだけど・・・

司「早いっ」

球に回転がほぼかかっていなく
そして球のスピードが早かった。

7番が高く飛びアタックをする。

バチイイッ・・・

桐谷さんの指に当たるが
勢いが落ちない。

それにさっきまでとアタックの
勢いが全然違っていた。

ダンッ・・・トントントンッ・・

4番「いえーい。このまま
どんどんやってきましょう」

舞子エバンスは喜ぶ。
そして勢いに乗ろうとした。

司「すっごいなー。トスが
すっごい綺麗だったよ。それに
早かったし正確だった」

守「司もあんぐらいのトスが
できたらええねんけどな(笑)」

司「あはは。僕にはできないね」

1点取られたが勉強代の1点だ。
これでわかった。正セッターは5番。

5番がわかれば終わりだと思った。
このチームは練習してきているのが
わかりパターンでの攻撃は一定。

何度も反復練習してきているから
タイミングやアタックの位置等は
一定だった。(それが強豪のチーム)

アタッカーはトスに合わせて
思いっきり打ち込むだけだった。

なのでトスを上げるセッターが
司令塔となり試合を作っていくと
いうまぁ一般的なチームだった。

ただセッターとアタッカーの実力は
高いので止めるのも困難だけど・・

止められないことはない。

得点は4対2。

相手のサーブから始まる。

木塚さんがレシーブをして
球の落下地点に僕が入る。

守君にブロックが2枚。

司「守君」

それでも僕は守君にトスを上げる。
Aクイックで守君が先に飛ぶ。

その後に僕も飛び相手コートへ落とす。
球は相手コートに落ち点が入る。

5番「まだ始まったばっかで
あんなプレーするんやな。雑魚や」

前半で引き出しを出していく。
普通は前半でこのようなプレーは
しないのがセオリーだが。

僕らは現状のままで早く25点を
取りたいだけなので点がとれれば
どうでもよかった。

得点は5対2。
僕達はローテーションを行って
守君が後ろへ下がってしまった。

これで攻撃も防御も弱くなる。
ここから早く3点をとりたい。

守君のサーブで始まる。
軽く打って相手コートへ入れた。

相手はレシーブをして5番に
きっちり返しライトへ上げる体勢に。

ライトは僕。レフトは桐谷さん。
魂輝君は多田さんと入れ替わり
レシーブに備える。

5番はバックトスをし7番に上げて
Cクイックで速攻で打ってきた。

7番はフェイントを被せてきて
桐谷さんのブロックが遅れてた。

司「僕のいない方できたか・・・
そろそろきつくなってきたかな」

ここまでけっこう止めてきている
僕を避けてアタックしてきてたのが
多少気になったが・・・

ドンッ・・・

魂輝「上がったですよお~」

7番「またお前かぁぁ」

対角には魂輝君がいたので
多少のフリーのスパイクは
心配していなかった。

もし仮に点を取られたとしても
魂輝君で取られたらそれは他の誰も
取れないということだった。

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