第1423話 1番

2025年6月12日

第49部-強制的バレー 大会編-

t f B! P L
再びタマのサーブ。
真っ直ぐ普通のサーブを
中央付近へ打った。

簡単にレシーブで拾われ
セッターへボールが返るまでに
色々と前衛が動いていって・・

まだ上がる前に・・・
守君が叫ぶ。

守「右2枚ついてぇ~」

僕と魂輝君も打ってくる位置を
マークして備える。

トスは右に上がって
アタックを多田さんと木塚さんの
2枚で迎え撃つ。

バチイイン・・・

ブロックで止めるがセッターが
拾ってこっちへ返してきた。

桐谷さんがレシーブをして
木塚さんがトスを上げる。

守「1番。俺にこいっ」

守君がトスを要求する。
相手チームも守君をマークする。

トスが上がる前に多田さんが飛ぶ
トスを上げた先には多田さんがもう
飛んでいた。

相手「えっ?なんで?」

バシイン・・・トンッ・・・
マークは1枚。ブロックされたが
相手コートの誰もいない所に落ちた。

パチパチパチパチ・・・

守「よっしゃあ。点とったぞぉ」

司「やったぁ。1点とったぁ~」

魂輝「2点目もとっていきましょう。
まだまだこれからですよ~」

僕らはママさん達に拍手を送った。
ママさん達でちゃんと点をとったから

相手「うそ~。絶対こっちに来るって
思ってたのに・・・」

相手のブロック2人は守の呼び込みに
トスが来ると思っていて動けなかった。

それは・・・隠語で合図をしてた。
守が叫んだ1番。これはAクイック。

数字を言ったらママさん達で攻撃を
するということで練習試合でやってた。

その後の守の言う事は関係の無い言葉。
最初の頃は練習試合でよく失敗していた。

何度も練習試合で実践を積み何度も
負けてもう失敗しなくなっていた。

得点は4対0。

守「相手は・・・タイムをとらないか。
一気に勝負決めさせてほしいな・・・」

ここでタイムをとらないとなると・・・
次の1点は大きなポイントになる。

相手がタイムを取るまではこっちの
連続ポイントでとっておきたい所だ。

そうすれば簡単に立ち直れない。
立ち直るとしてもかなり脆くはなる。

ここでタイムをとっていたら5点目の
失点をしてもまだ立て直せる余地はある

タイムをとらないのならその余地を
知らない間に摘んでおきたい場面だ。

魂輝が続けてサーブを打つ。
さっきと同じ所に打った。

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